慶雲館玄関周り
同年会で宿泊したのは、山梨県の山奥にある西山温泉というところだった。旅館が2軒しかない辺境だが、立派な温泉で、玄関先には外交官ナンバーの車が止まっていた。
客室に置いてあった「大人が選ぶ名旅館100選」「日本の名湯100選」という、2つの雑誌にも掲載されており、派手さはないがしっとりと落ち着いたところだ。1300年の歴史を持つ温泉で、ここ一軒だけで、草津温泉の1/20の湯量を誇るという。
確かに大浴場の他に大きな露天風呂が2つあり、かけ流しでお湯も豊富だ。源泉は50度位でちょうどよく、飲用もできる。またシェフもコンテストで3位入賞の実力者だといい、たしかに出てくる料理に一工夫あり、おざなりの天ぷら、刺し身、茶碗蒸しなどではなく、お造りもサクラマスに湯葉といった塩梅である。
朝食も、一工夫あり、豆腐を一人鍋で作って食すといったもので面白かった。前にも触れたが、宴会では乾杯のビールのほかは皆ほとんど酒に手を付けず、カラオケも幹事さんの一人舞台で、以前と比べ格段のおとなしさであった。
玄関ロビー
宴会場
朝食膳
渓流沿いである