豊科近代美術館
入口の看板
2階廊下の表示
ゴルデンウィーク開始。と言っても私にとっては世間の情勢だけで、自身は毎日が日曜日という有様なのですが、それでも気候もあって気分はなんとなく浮き立つ。
家人の友達のご主人が山岳写真家の岩橋崇志氏で、名古屋で展覧会を催したときや、松本美術館での展覧会など、これまで3,4回は見に行って言葉も交わしたことがある。ゴールデンウィークに、安曇野市で彼の展覧会があると言うことで、見に行った。
松本市内は流石に渋滞が始まっており、少し時間がかかっtが、安曇野市内はそんなでもなく、市役所に隣接して建つ豊科近代美術館に到着。こじんまりした建物で余分な装飾もなく感じの良い建物だ。脇の花壇に花が咲き乱れ、遠くの北アルプスが朧に霞む。
展示は、北アルプス、高山の花、モノクロ、アメリカ、と4部門に分かれていた。北アルプスがメインだが、大きな作品が多く、2m×3mの黒部渓谷の作品の前に立つとまるで現場にいるように錯覚してしまう。父上の文化勲章受賞画家英遠氏の血を受け継いでいるのか、画面から凛とした空気が伝わってくる。プロフェッショナルである。
当然場内は撮影禁止で、映像をお伝えできないのが残念であるが、体力や技術の衰えた我が身にとっては十分臨場感を味わって、小一時間の鑑賞を終えた。ついでに一階に常設展示してある高田博厚の彫刻や、宮芳平の絵画も鑑賞した。高田博厚は、ロマン・ロランやガンジー、高村光太郎や梅原龍三郎、森鴎外などと交流があったのか、彼らの胸像を残している。
初夏の爽やかな一日、芸術に親しんだひと時であった。
庭の花壇と朧に霞む北ア
中庭の展示彫刻(撮影可)
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