幸福度1位の都道府県は? 。
橘木俊詔・監修 (日経プレミアシリーズ)
都道府県格差。(日経プレミアシリーズ)橋木俊昭・監修。
日本が格差社会に入った、
という認識を多くの国民が共有する時代が到来した。
結果の格差である所得や資産の格差のみならず、
教育・雇用・昇進など機会の平等とされる分野における
格差も問題視されるようになった。
たとえば、親の所得の低い子どもが望むだけの教育が受けられないのは、
教育の機会均等がないとみなせる。
人々の間で「格差婚」という言葉が流行したが、
多くの人が格差に関心を寄せた結果、生まれた言葉である。
格差は語られるようになったが、
格差を是正すべきかという点になるとまだ合意は得られていない。
格差はできるだけ小さいほうがよいとの意見がある。
いっぽうで、経済を強くするには有能でがんばる人に高い所得を与えて、
もっと働いてもらって高度成長を図らねばならないとする意見もある。
これに賛成する人は財界や保守政治家に多い。
さらに、低い所得に甘んじている人は有能でなく怠けているからだと、
自己責任に帰する意見も多い。
(自己責任だぁ~! と小泉純一郎が叫んだ)。
(これが、小泉が叫んだのが、日本の空気を支配してしまったのです)。
(強者も弱者も、自己責任社会になってしまった)。gangee。
さらに、世の中に格差は存在しているようだが、
それにあえて目を閉じて、無関心を装う人もなかにはいる。
本書は世の中に存在している格差のうち、
日本の都道府県間に実在するさまざまな格差に注目して、
その実態を明らかにする。(序文より)
都道府県格差。(日経プレミアムシリーズ)。
都道府県格差・NO2につづく。