唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
郡山布引高原風力発電所
猪苗代湖をはさみ磐梯山の南側にあるのが「会津布引山」(標高1081m)で、この布引山を中心とした高原を布引高原と言います。猪苗代湖岸を通る国道49号線から湖の向こうに見える、「布を引いたように」一定の高さで続いているのが布引高原です。
この高原で今年の2月に営業運転が開始されたのが「郡山布引高原風力発電所」です。発電所ととは言っても、何か特別な建物があるわけではなく、33基の風車と、各風車が発電した電力をまとめて送るための変電設備を合わせたシステムが「発電所」です。目の前にあるのは、高くそびえる風車であり、通常イメージする発電所とはかなり異なります(って、発電所をイメージできる人の方が少ないでしょうか?)。
33基の風車の総発電量は65,980kWで、国内の風力発電所としては最大規模となっています。調べてみると、標準的な原子力発電所1基当りの発電量が100kWということなので、風車33基分を合わせて原発の1/15程の出力となります。景観破壊とする意見もあるようですが、少なくとも布引山風力発電所に限っては、余り問題になってはいないようで、むしろ新たな観光スポットとなる可能性を秘めているように思われます。
騒音の問題が指摘される風力発電ですが、郷秋<Gauche>が以前に見た三浦半島突端のものと比べると騒音は無いに等しく、更に、周辺10Km以内には民家はないようですので、まったく問題にならないでしょう。回転するブレードに鳥がぶつかる事故もあるようですが、建物のガラス窓にぶつかる事故の確率よりも明らかに低いと言う統計もあるようです。
総じて環境に優しいと言える風力発電ですが、設置できる場所が限られるのが難点なのでしょう。発電量がそれほど大きくありませんから、長距離の送電には不向きで、おそらくは「地産地消」型の発電所ということなのでしょうね。
注:初出時には「布引山風力発電所」と標記しましたが、その後、事業者である「電源開発」のサイトの記述により、正式名称が「郡山布引高原風力発電所」であることが判明いたしましたので、訂正いたしました。(2 Sep. 2007)
この高原で今年の2月に営業運転が開始されたのが「郡山布引高原風力発電所」です。発電所ととは言っても、何か特別な建物があるわけではなく、33基の風車と、各風車が発電した電力をまとめて送るための変電設備を合わせたシステムが「発電所」です。目の前にあるのは、高くそびえる風車であり、通常イメージする発電所とはかなり異なります(って、発電所をイメージできる人の方が少ないでしょうか?)。
33基の風車の総発電量は65,980kWで、国内の風力発電所としては最大規模となっています。調べてみると、標準的な原子力発電所1基当りの発電量が100kWということなので、風車33基分を合わせて原発の1/15程の出力となります。景観破壊とする意見もあるようですが、少なくとも布引山風力発電所に限っては、余り問題になってはいないようで、むしろ新たな観光スポットとなる可能性を秘めているように思われます。
騒音の問題が指摘される風力発電ですが、郷秋<Gauche>が以前に見た三浦半島突端のものと比べると騒音は無いに等しく、更に、周辺10Km以内には民家はないようですので、まったく問題にならないでしょう。回転するブレードに鳥がぶつかる事故もあるようですが、建物のガラス窓にぶつかる事故の確率よりも明らかに低いと言う統計もあるようです。
総じて環境に優しいと言える風力発電ですが、設置できる場所が限られるのが難点なのでしょう。発電量がそれほど大きくありませんから、長距離の送電には不向きで、おそらくは「地産地消」型の発電所ということなのでしょうね。
注:初出時には「布引山風力発電所」と標記しましたが、その後、事業者である「電源開発」のサイトの記述により、正式名称が「郡山布引高原風力発電所」であることが判明いたしましたので、訂正いたしました。(2 Sep. 2007)
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