桜をモノクロームで撮る

 モノクローム設定で撮った訳ではないので、正確には「モノクロームでご覧いただく」だ。カラー写真が一般化するまでは桜は勿論、梅も桃もみんな白黒で撮って、それを見てほんのりピンク色を感じ取っていたわけだ。そう云う意味じゃ、昔の人の方が感受性や創造性が豊かであったと云ってもいいのかも知れないな。

 花のアップの写真ならば、白黒でもその形で桜であるのか梅であるのかはたまた桃なのか区別がつくが、「引き」の写真となると見分けは難しく、樹形で判別できるのは果樹栽培家や樹木の愛好家、研究者くらいのものだろう。もっとも吉野全山で咲き誇る写真ならば、そこが吉野で花が桜であることがわかるかも知れないが。

 と云う訳で今日の一枚は、説明なしには桜とは判らない桜。「そんな訳のわからん写真を見せるんじゃないぞ」と云う突っ込みは無しにしてね(^^;

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