海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

昨日、誕生したのですが・・・

2012年07月08日 22時26分42秒 | 孵化
一昨日の朝、孵化を開始した、ヘルマン♀くうのおたまご、
昨日早朝には、頭と両前肢を出し、元気に動いていました。


・・・がこの時点で、気になることが、、、

ひとつは孵化仔の向き、
ヘルマンでは通常、甲羅は前後におり曲がって、
短径側の側面から出てくることが多いはず・・・

その後教えて頂いた情報では、必ずしもそうではないようです。。。


そしてそれ以上に気になることが、、、
昨日の記事では、暗くて分かりにくかったのですですが・・・


気になりながらも、昨日我が家は二人とも仕事、
ここまで出てきたら、じきに出てこれるはず、と出勤しました。

・・・が、夕方帰宅すると、あまり変わらない状態、
しかも、動きが小さくなっているようにみえました・・・

疲れているだけかも?としばらく様子を見ましたが、
やはり動きに力を失ってきている様子・・・


そして、朝に気になっていたことを改めて確認、

このこには右の瞼が見当たりません・・・
そして左に見える瞼は、小さく固く閉じられています・・・
今の時点まで、瞼が開くところを確認できていません。


昨晩9時頃、意を決めて、殻を割って、取り出しました。

本来、孵化はそのこのタイミングで、そのこ自身の力で、、、
手助けすべきではないと思っていますが、
この子には、その力がないのだろうと判断しました。


取り出したとき、出て来れなかった理由がすぐに分かりました。

卵からでた前肢を活発に、元気そうに動かしていたのですが、
このこの両方の後肢は大きく曲がって、上を向いていました・・・





黒い部分がわずかな黄色い甲羅は、大きく歪み、
形成が十分でないよう見えるところがあります。


そしてさらに、、、このこにはしっ尾がありません・・・
あるべきところは大きく窪んで、排泄腔らしき穴があいており、
そこに埋もれるようにしっ尾の痕跡のような突起が見えます・・・



昨夜、つま・のこのんと、このこを‘うぉる’と名付けました。

名前の由来は、ガラパゴスで出会った鳥、
ウォルブラー(キイロアメリカムシクイ)から。
鮮やかな黄色い羽をした小さく、すばしっこく動く鳥です。

何とか元気になってほしい、少しでも長く生きてほしい思いで、
名前をつけることにしました。


周りの様子や目の前の食餌を見ることができず、
自由に歩いて動き回ることができなくても、
このこは今も必死に生きようとしています。

今日、昼の間は自分から動くことはほとんどなく、
反応もごく小さいものでしたが、
夕方から少し動き始めて、スポイトで与えた水を飲みました。

うぉるが生きるために、何ができるのか?
思いつくこと、出来ることをやっていこうと思っています。。。
コメント (14)
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