海と亀

飼ってるリクガメ(マルギナータ、ヒガシヘルマン)のこと、たまに趣味のダイビング、ちょい釣のこと

16ちゃご14号、その後の経過

2016年09月17日 23時08分14秒 | マルギナータリクガメ
体調不良が判明して、9/14(水)朝から単独飼育に移行した16ちゃご14号、
その日のうちに引っくり返ってしまっていましたが、夜に確認した限りでは、
それ程調子を崩したようには見えなかったのですが・・・

翌朝には起きてはいるものの、辛うじて開いた目が虚ろな感じ、
ほとんど動くことが出来ない状態でした、、、


前日の転倒状態が長時間のものでダメージが大きかったのかも知れませんが、
それ以前に、体力を失っていたのは、体重減からも明らかです。

単独飼育に移行する前から、何日も食餌を摂れていない状態、
体力を失って、消化管が働いていない状態にになっていたのだと思います、、、



その日の夕方、もしや息絶えてはいないか!?気になりながら帰宅し、
何とか無事でいることを確認しましたが、朝から全く動いていませんでした・・・

その時点で、強制給餌を決めました。


といっても、10gを切ったあまりに小さな孵化仔、口を開けさせることは困難です。

野草と野菜、フードを磨り潰した搾り汁を、スポイトで口に当てながら、
少しでも飲んでくれることを期待して、待つだけしかできません、、、

更に、あまりに小さい上、マルギの孵化仔は長い首の皮がハイネックのようになり、
喉元の動きがほとんど読み取れず、飲んだのかどうか・・・??



そして翌日、昨日の朝は・・・





ほとんど眼を開かず、動けない状態、、、

前日と同じように強制給餌を試みましたが、やはり飲んだのか?判りません、、、



そもそも、先月28日の月末の測定の時点で、体重の減少を確認して、
要注意ということは認識していたはずなのですが・・・

言い訳になりますが、これまで経験のない孵化仔の数と、他にも気になる仔たち、
誕生時点では兄弟たちと比べて決して小さくない仔、僅かな体重の回復を見て、
気が緩んでしまい、観察が疎かになっていました、、、

私自身の明らかな気の緩みが原因で、16ちゃご14号を苦しませる事態に
なってしまっています・・・



昨日夜に帰宅したときには、餌皿の中で向きを変えてはいたものの、
食事に手を付けた形跡はなく、やはりほぼ活動していません、、、


そこで昨夜は、内容を変えて強制給餌を試みました。

ちょっとでも栄養をと思い、野草・野菜とフードを磨り潰していたものから、
プチトマトを主に、少しだけフードを加えて濾した、水っぽく飲みやすいもの、
栄養よりも、水分を飲んで、何とか消化管を動かすことを期待しました。

15分程だったでしょうか?給餌の途中に3回、水分を啜るような音がしました。

その後も動こうとしませんでしたが、ケージに戻して、夜を過ごしました。



そして今朝、無事を祈りながら、ケージを覗いてみると・・・





何と!?早朝の点灯前から、目を覚まして移動しています!?

昨夜まで急速に悪化していた状況が信じられない回復に見えます。


早速軽く温浴してから、昨夜と同じ内容で給餌、昨夜より良く飲んでいる??

早めに強制給餌を切り上げて、ケージの餌皿に戻して、
フードとチコリの若芽と用意すると・・・





臭いを嗅いで、少しづつ齧っていましたっ!

虚ろだった眼にも、生気が戻っています。

昨日までは、食餌を目の前にしても、齧ろうとするどころか、
臭いさえ嗅ごうとせず、まるで目に入っていないようだったのですが!?



今日の午後帰宅したときには、床材の上を歩き廻っている最中でしたっ

軽く身体を洗って体重を測定すると、




10.2g(0.6g↑:9/14比)

増えたというより、何とか食餌(水分摂取!)出来るようになり、
何とか下げ留まりました。。。

とは言っても、動きが止まっていた消化管が、やっと動き出した状況、
まだまだ成長どころか、活動のために必要な栄養を摂取できるのか??
危うい状態だと思っています。


夕方の給餌では、プチトマトからかめ庭に残っていたブルーベリーに変えて、
よりハッキリとのんで、スポイトに向って首を伸ばして、催促までっ!?


十分な栄養摂取が出来るようになり、確かな成長が確認できるまで、
隔離水槽でしっかりと観察、お世話を続けます!




ついでに、今日測定した孵化仔たちの体重グラフを。





16ちゃご14号と並んで、明らかに状態が悪いのが、末っ子21号、、、




16ちゃご21号


誕生当初から、体重は7.1gと辛うじて兄弟中最小ではなかったものの、
最も小さなおたまごからの誕生で、見た目にも未成熟で小さな甲羅、
おたまごの栄養不足を感じざるを得ませんでしたが・・・





共同生活の兄弟姉妹の中で一番の早起きで、毎朝のように餌皿一番乗り!

一見元気そうに見えるのですが、見た目にも他の仔たちと比べて成長がなく、
16ちゃご14号同様、成長線が見えません、、、


食欲旺盛に見えて、実は食べることが出来ていないと思います。

今は活発に動き回っていますが、近いうちに体力を失ってしまうのでは??
と気になっているところです。

14号がもう少し食欲が回復出来たら、2かめでの隔離ケージ生活、
給餌内容の見直ししていこうと考えています。




一方ヘルマン孵化仔たちは、





グラフだけの画像なしですが、、、

頭部に障害がある16くう5号、誕生当初から強制給餌を覚悟していましたが、
単独ケージにこそしてはいますが、自力でしっかりと食べてくれており、
兄姉たちに引けを取らない、信じられないくらいのペースで成長しています。

恐らく他のかめずたちの何倍も時間を掛けて、必死に食べているはずです。


健康なかめたちと同じ生活を望むことは出来ないと思いますが、
必死に生きようとする16くう5号に何とか応えてあげたい、
出来るだけの環境造り、お世話をしていこうと思っています。。。
コメント
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