弁護士太田宏美の公式ブログ

正しい裁判を得るために

アメリカ大統領選、トランプ氏とヒラリー(考える)

2015年08月23日 | 日記

共和党候補のトランプ氏が頑張っています。
20日にはアラバマの集会で2万人ほど集めました。ここをどうぞ。

ただトランプ氏は政治の世界ではアウトサイダーなので、指名を得られるとは
専門家はほとんど考えていない。
大金持ちの気まぐれと。
ただあまりにも型破りなので、どう考えていいかわからないというところでしょう。

ただ、おもしろいなと思うのは、実業界ではエスタブリッシュメントです。
実業界と政治家の世界は深くかかわっています。
ですからトランプ氏は政治家の裏の顔、裏の活動をよく知っています。
それがどきどき表に出てくるのが面白いです。
想像はできることですが、実際に関わったものの発言というのはそれなりの重み
を持っているからです。

ヒラリーのメール問題について、彼は非常に深刻な問題(刑事事件もあり得る)と
とらえているのも、彼一流の臭覚によるものと思う。

トランプ氏が大統領というのは、常識的にはあり得ないのですが、ただ一応評価
できるのは、何をしたいかについて明確なスローガンを持っていることです。
「Make America Great Again 」です。

ヒラリーのイーメール問題について、初めて、しかも、連邦裁判所の判事が
「violate geverment policy」とコメントしたことは
極めて重要です。(なお、皮肉なことに、この判事を任命したのはビル・クリントン
です。)

共和党のジェブ・ブッシュは候補者本人がいまいちであり、
ヒラリーはイーメール問題に足を引っ張られており、しかも問題はますます大きく
なるなど、本命視していた二人のもたつきが、トランプ氏を一層引き立てて
いるようです。