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東京で世界を感じる(衣・食・住?)BLOG

米沢牛×フレンチをワインで愉しむ 焼肉yamazon@渋谷

2017-02-25 21:01:21 | RESTAURANT-OTHERS

最近めっきりご無沙汰の渋谷に、こんな素敵なお店があるなんて!!!

なかなかオトナがゆっくり楽しめる美味しいお店が少ない渋谷ですが、
宮益坂を上がった裏道にある焼肉yamazonは、そんな渋谷の印象を覆す
上品で洗練された雰囲気で、全席個室(完全個室と半個室)で女性同士はもちろん、
おデートでも、家族の集合でも、もちろんお仕事使いetc…と、幅広い年齢層が
居心地よく過ごせるお店。




一見、フレンチ?バー?のような外観からは焼肉屋さんとは思えないから
通り過ぎてしまいそう?!サプライズで連れてきてもらったら
『ここが焼肉屋さん?!』と、みんなに驚いてもらえることウケアイww


東京で3店舗しかないという、米沢牛販売指定店の認定証。

こちらのお店のスタッフの方たちは、スタッフ全員が定期的に山形県米沢市を
訪れ、生産者の方から直接お話を伺ったり牧場の様子を見学に行かれるのだそう。

ゴージャスな雰囲気のお店とは裏腹に、シェフだけでなくサービスのスタッフの
方たちからも米沢牛への熱のこもったトークに、"素材"だけでなく"調理"や
"サービス"にも拘りを持ってるスペシャリストの方ばかりなんだなぁと、これから
いただく米沢牛にもお料理にもさらに期待が増し増しです


焼肉yamazonでは、米沢牛の焼肉はもちろん、フレンチを極めたシェフのお料理を
米沢牛をはじめ、旬の食材でいただけます。

この日は、シェフのおすすめコースとワインもお料理に合わせたペアリングで。

店内のクローゼット並みに大きなワインセラーと分厚いワインリストに圧倒されたことは
もちろんですが、ソムリエの方が産地やブランド、ブドウの品種だけでなく、とにかく
ワインが好きで堪らないっ!!という雰囲気が(笑)。

同じくワイン好きな友達と満場一致で『ココはソムリエの方にお任せするべし!』と
ペアリング即決(笑)。ボトルワインもいわゆる王道だけでなく、ワイン愛がハンパない
ソムリエの方のチョイスも楽しく、さらに嬉しいのはグラスワインの種類も豊富なのコト!!




そんなワケで、TAITTINGERでスタート。
初めの1杯がTAITTINGERなんて、幸せすぎ!!!

フルーツやお花のような甘い香りにキリリと辛口シャンパーニュで
気分も食欲も盛り上がります♪


"アミューズ:米沢牛 牛タンリエット"

一口大でもタンとは思えないほど濃厚で、添えられたレッドペッパーと一緒に
噛めば食感も楽しい初めの一皿。とても焼肉屋さんのアミューズとは思えません!!
ココは、やっぱりフレンチのカテゴリーかも??


"Ciprea Offida Pecorino Simone Capecchi"

白の品質向上に注目されるマルケ州で主体となっているブドウの品種ペコリーノ。
羊がこのブドウを食べる姿を見てローマ人がワインを造り始めたとも言われる
歴史のあるブドウで8月末~9月中旬に収穫される早熟な品種。
早熟が故、一時は、ワインに向かないと絶滅寸前にすらなってしまったペコリーノを
改めて研究、山間部で発見されたペコリーノの古樹から州を挙げて栽培を
復活させたのだそう。

そんなマルケ州政府監修のもと復活させた畑で採れたペコリーノ100%使用で、
柑橘系の果実味が豊かで酸が生き生きと感じます。ハーブのようなフレッシュな香りも
清々しくて楽しい。


"オードブル:薩摩軍鶏のマリネ 自家製オリーブ "

前菜は、2人でシェア。身の引き締まった薩摩軍鶏に、
絶妙な塩気の自家製のオリーブがピッタリ!!

淡白な部位だけど、そこは薩摩軍鶏!シンプルな調理法でもしっかり
旨味を感じます。


"CALERA Josh Jensen Selection Chardonnay Central Coast"

カルフォルニアのワインオーナーは、ブルゴーニュへ渡り、栽培はロマネ・コンティで、
醸造はドメーヌ・デュジャックで修行したということで、カルフォルニアの畑で
ブルゴーニュに負けない畑を作り上げた1人。『ブルゴーニュを超えるワインは絶対に作れ
ない』という定説を覆したということでも有名なワイナリー。

ブルゴーニュ&シャルドネ好きな私はもちろん大好きなワイナリーの1つ。
ピノ・ノワールで有名になったワイナリーですが、もちろんシャルドネも美味!!


"オードブル:米沢牛とフォアグラのテリーヌ"

存在感のある米沢牛の旨味に濃厚なフォアグラと香ばしいピスタチオ、
これだけでももちろん十分美味しいテリーヌですが、そこに加えられた
オレンジの苦みがさらに複雑な美味しさを引き立ててくれます。

ゲランドの塩をひと振りすれば、ますますワインが進みます♪


"アイルランド産ムール貝 "
秋メニュー アラクレーム(シャンパン仕立て)
冬メニュー バスク風 "


こちらもシェアで。一見、同じように見えますが、やっぱり冬メニューの方が
スープが濃厚。身は小さいけど味の濃いアイルランド産ムール貝は、どちらの
スープにもよく合う!!


"スープ:ホワイトマッシュルームのスープ"
茨城県美浦村ホワイトマッシュルームにこだわったスープは、スプーンで
口に運んでくる瞬間にもふわっと香るマッシュルームの香りにうっとり。
牛のエスプーマにシナモンパウダーが優しい味わいに。


いよいよテーブル中央の焼き台オープン♪
ここまで、すっかり焼肉屋産だということを忘れてました(笑)。

ずらりと並んだ焼肉につけるソースたち。

月替わりの生クリーム×エルドラゴン、自家製ポリネシアン(醤油×ネギ)にレモンネギ生姜、
白ワインベースの赤玉ねぎ×パクチー、チリソース×ピーマン×トマト(サルサ風味)

お肉につけてももちろん美味しいですが、ソースと言うより、箸休めのような
完成度の高い3種類の具だくさんソース。実際、お肉の合間にパクパク


"焼肉:牛タン、内もも、イチボ、カブリ、ハラミ、肩ロース、リブロース"

いよいよ本丸!!木の箱に入って登場した米沢牛のフルコース。
全てのお肉、鮮度抜群なので10~20秒炙るように焼くだけでOK!

赤身は、赤身の旨み、脂身が多い部位はこれまたたまらない脂身の濃厚さと
絶妙なバランスで口の中で溶けていくような食感で、友達と2人、暫し美味しさを
噛みしめる無言の焼肉タイム笑。


赤:Clos du Roy Cuvée Arthur 2005
赤:Santenay-La-Comme premier Cru 2011


米沢牛とのマリアージュを是非比べてほしいと、ボルドーとブルゴーニュがサーブ。
赤身や霜降りの部位によって、合わせるワインが変わっていくのが面白い!
その日の気分やお肉の質によっても自分が美味しいと感じるワインは
変わってくると思いますが、こんな風に楽しいマリアージュを提案してもらえるのが
嬉しい楽しみ方♪


〆は、米沢牛を使用した卵とじ丼(親子丼風)"yama丼"

お米にももちろん拘って、南魚沼の最高のコシヒカリと自信満々の米沢牛を、
優しいけどコクのある出汁たっぷりのふんわり卵とじ
アクセントの3種類のスパイス(一味唐辛子、黒七味、山椒)を添えて、
私は元々山椒好きなので、やっぱりここでも山椒押し!


『デザートと一緒にいかがですか?』と、頂いたのはブランデー。
自分で選ぶことはまだまだ出来ないブランデー、ここまでのワイン同様、こちらで
オススメしていただくものは新しい発見がいっぱい!うっとりするような濃い香りと
米沢牛三昧に高いアルコール度数でかなりいい気分。。。


ブランデーに合わせて、トリュフバニラとグレープフルーツのオランジェット。

ふんわり香る黒トリュフの香りと酸味と苦味がチョコレートと相まって、
こんな楽しみ方出来るようになると、オトナになってよかったぁ~とつくづく。


"デザート:ベルギーチョコレートとフランボワーズのタルト&ココナッツソルベ"
デザートまで丁寧に作られていて、最後の最後まで大満足。

"渋谷"に"ゴージャスな焼肉"という、今まで知らなかったジャンルでしたが、
yamazonはそんなステレオタイプの固定観念を見事に覆す、高級店ではあるけれど、
上品でスタッフの方のホスピタリティと何より米沢牛他食材にワインと全てにおいて
妥協を許さない、どんなシチューションにどんな人と行っても喜んでもらえるはず。

友達同士でも普段よりちょっとリッチなお祝いディナーや半個室で周りを気にせず
プライベート感たっぷり楽しめる素敵なお店でした。

焼肉yamazon焼肉 / 渋谷駅表参道駅明治神宮前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.9




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