じゃりんこチエ。
大阪の40代以上の人間なら誰でも知ってる大阪の西成区を描いた漫画。
ホルモン焼き、カルメラ、お好み焼きって大阪おなじみの屋台や店。ダボシャツ、賭博、ヤクザ、テキ屋、チンピラ、先生、鑑別所の所長、警察官、登場人物も一癖も二癖もある人間ばかり。
駄目な親父テツの面倒見ながら小学5年生でホルモン焼き屋を切り盛りするのチエちゃんはいつまでたっても小学五年生。
サザエさんとかちびまる子ちゃんとかも年齢変わらないけど、あちらがほのぼのとした一般的なホームドラマとしたら、こちらは大阪の一般家庭。大阪の人間じゃなければ「こんな世界はフィクションだろう?」って思ってしまうやろうけどね。
昭和54年に初版が発行されてる。
今読み返すと、あぁこの頃はこうだったなぁとかノスタルジックな感傷もあるんだけど、だいぶむちゃくちゃだったなぁ。
作中に今で言う差別用語や禁止用語バンバン出てくるし、その時の流行歌を歌ってても著作権協会許諾なんてのも載ってない。「ドカベン」や「サザエさん」だって当時の連載時は同じようなもんやったよな。貧乏人も金持ちも、ヤクザもチンピラもエリートも、優等生も落ちこぼれもなんやかんや言うてみんな共存しとったんやね。
あら?大阪弁で書いた方が楽やな。ここから先は大阪弁で書くわ(大阪弁はMac正しく変換してくれへんからちょっといらつくけど)
じゃりんこチエを読んでもろたらわかるけど、大阪っておもろいとこや。
ヤクザもチンピラも不良も優等生もスポーツマンも、なんやかんやゆうても仲良うやっててん。
同じ時期に連載されてたどおくまんの「嗚呼!!花の応援団」もそやけど、むちゃくちゃな中にも人情味があってな。
デンスケ、花札、オイチョカブ、ケンペイ、手本引き、チンチロリン、パチンコ、麻雀・・・。そこらで普通におこなわれてた。
競馬、競輪、協定に熱中しとった奴らもそこらへんにごろごろおった。
世の中、高度経済成長って言うて盛り上がっとったけど、一般市民はそんなもんや。
今では阿倍野ハルカスやら、グランフロントやら言うてあちこち綺麗になったけどな。本質は変わらへん。
大阪を舞台にした漫画は色々あるけど、この「じゃりんこチエ」や「嗚呼!!花の応援団」をはじめ「熱笑!! 花沢高校」「押忍!空手部」「ミナミの帝王」「あぶさん」「ナニワトモアレ」なんかも大阪がようわかる漫画やね。
映画やドラマでも「白い巨塔」「どついたるねん」「岸和田少年愚連隊」「極道の妻たち」から「プリンセス・トヨトミ」まで色々あるから大阪に興味ある人は是非観てみてほしいな。
せやけど今、大阪に来てる中国や韓国の観光客が観たらどう思うんやろうか?ちょっと興味あるわ。
大阪の40代以上の人間なら誰でも知ってる大阪の西成区を描いた漫画。
ホルモン焼き、カルメラ、お好み焼きって大阪おなじみの屋台や店。ダボシャツ、賭博、ヤクザ、テキ屋、チンピラ、先生、鑑別所の所長、警察官、登場人物も一癖も二癖もある人間ばかり。
駄目な親父テツの面倒見ながら小学5年生でホルモン焼き屋を切り盛りするのチエちゃんはいつまでたっても小学五年生。
サザエさんとかちびまる子ちゃんとかも年齢変わらないけど、あちらがほのぼのとした一般的なホームドラマとしたら、こちらは大阪の一般家庭。大阪の人間じゃなければ「こんな世界はフィクションだろう?」って思ってしまうやろうけどね。
昭和54年に初版が発行されてる。
今読み返すと、あぁこの頃はこうだったなぁとかノスタルジックな感傷もあるんだけど、だいぶむちゃくちゃだったなぁ。
作中に今で言う差別用語や禁止用語バンバン出てくるし、その時の流行歌を歌ってても著作権協会許諾なんてのも載ってない。「ドカベン」や「サザエさん」だって当時の連載時は同じようなもんやったよな。貧乏人も金持ちも、ヤクザもチンピラもエリートも、優等生も落ちこぼれもなんやかんや言うてみんな共存しとったんやね。
あら?大阪弁で書いた方が楽やな。ここから先は大阪弁で書くわ(大阪弁はMac正しく変換してくれへんからちょっといらつくけど)
じゃりんこチエを読んでもろたらわかるけど、大阪っておもろいとこや。
ヤクザもチンピラも不良も優等生もスポーツマンも、なんやかんやゆうても仲良うやっててん。
同じ時期に連載されてたどおくまんの「嗚呼!!花の応援団」もそやけど、むちゃくちゃな中にも人情味があってな。
デンスケ、花札、オイチョカブ、ケンペイ、手本引き、チンチロリン、パチンコ、麻雀・・・。そこらで普通におこなわれてた。
競馬、競輪、協定に熱中しとった奴らもそこらへんにごろごろおった。
世の中、高度経済成長って言うて盛り上がっとったけど、一般市民はそんなもんや。
今では阿倍野ハルカスやら、グランフロントやら言うてあちこち綺麗になったけどな。本質は変わらへん。
大阪を舞台にした漫画は色々あるけど、この「じゃりんこチエ」や「嗚呼!!花の応援団」をはじめ「熱笑!! 花沢高校」「押忍!空手部」「ミナミの帝王」「あぶさん」「ナニワトモアレ」なんかも大阪がようわかる漫画やね。
映画やドラマでも「白い巨塔」「どついたるねん」「岸和田少年愚連隊」「極道の妻たち」から「プリンセス・トヨトミ」まで色々あるから大阪に興味ある人は是非観てみてほしいな。
せやけど今、大阪に来てる中国や韓国の観光客が観たらどう思うんやろうか?ちょっと興味あるわ。