日本人は焼き肉好き。
昔は焼き肉屋って、おっさんがビール片手に一人で焼いたり、せいぜい数人でローストしたりしてたが、最近は食べ放題の店も増えて敷居が低くなった。若い子や家族連れが焼き肉屋に行く。回転寿しと同じ感覚かな?
若い子は特に脂ののったロースだのカルビだのが大好きだ。
でもさ、ちょっと不満があるの。チェーンの食べ放題のお店では、赤身ならロース、カルビ、モモ、バラ、白身ならタンとホルモンって大まかに分類してるだけで、それぞれの細かな部位の名称なんか無視して提供してる。食べる方も「肉なら何でもいい」って感じで肉の味を楽しんでるって言うよりは、化学調味料まみれのたれの付いた肉をほおばってる。
赤身の肉は美味しい。
でも、A5等級の松坂牛、近江牛、三田牛、飛騨牛、前沢牛、ましてや石垣牛等のブランド肉はとてもじゃないが庶民には手が出せない金額だ。ましてやサーロインやテンダーロイン(別名フィレ/シャトーブリアン)なんて和牛で食べようと思ったら、一体いくらかかるのか。丹波の松茸、下関の天然フグ、大間や戸井の本マグロのトロみたいなもんだし、レストランやステーキハウスで喰うものであって焼き肉屋で喰うような代物ではない。
では、焼き肉屋での赤身って何だ?
まず人気のあるロースやカルビだろうな。上ロースとか、骨付きカルビって分けてるところもある。
でもさロースでも「肩ロース」「リブロース」って部位によって分かれるし、カルビってのも本来は「バラ」って部位だ。

更に細かく言えば肩ロースには「クラシタ」「ハネシタ(ザブトン)」って美味しい部位がある。中バラには「カイノミ」外バラにはメジャーな「骨付き」「中落ち」そして「ゲタ」て美味しい部位がある。ほんのちょっとずれるだけで赤身は全然味が変わる。
他にも肩には「ミスジ」、ランイチは「ランプ」が有名だが「ラムシン」「イチボ」、シンタマには「ヒウチ」「マルシン」等美味しいところが一杯だ。
是非、焼き肉好きな人は、これらがメニューに載ってたりするところを選んでいってほしい。
勿論肉屋でも買えるところがある。スーパーでは駄目だ。これら希少部位は殆ど取り扱ってない。せいぜい、ロース、カルビ、バラ、ってところだろう。近所の肉屋を見てみてくれ。扱ってるかもしれないぞ。
大阪は韓国や朝鮮の文化がかなり入ってきてるせいか、ホルモン系、いわゆる白身も結構扱ってる店が多い。勿論大手チェーンの焼き肉屋やスーパーでは駄目だけど、個人経営の焼き肉屋や肉屋では、シロも色々扱っている。
タン、ツラミ、ウルテ、シビレ、ハツ、ハラミ、サガリ、フワ、レバー、ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ、マメ、コプチャン、マルチョウ、シマチョウ・・・。
タン(舌)は仙台が有名だが、これは塩で下味つけたのをさっと片面だけ焼いて、レモン汁で喰うのが好きだ。焼き肉はいつもこれからはじめる。
ツラミは頬肉。何故か白身扱いだが、これがまたカルビやロースなんか目じゃないくらいくらい美味い。焼き過ぎに注意。

ハツは心臓。レバー(肝臓)と同じく好き嫌いわかれるね。そういや生レバーを子供に食べさせて食中毒起こした事件があったが、内蔵系は鮮度と調理技術がすべて。チェーン店で喰うようなものではない。おかげで、生レバーのごま油で和えたものはどこの店でも裏メニューになってしまった。
鮮度が命の白身の中でもタンとハラミは別。熟成させた方が美味しいと言われてる。ハラミは横隔膜の上側。下側がサガリ。(まとめてハラミって売られてる場合の方が多い)ハラミは分厚く切っても美味い。何故か赤身では無く白身扱いだが、味は絶品だ。
漫画「美味しんぼ」の中で海原雄山が「これを知ってしまってからロースだのカルビだのを頼むのがバカらしくなった」って言うシーンがあるんだけど本当にそれくらい美味い。ツラミとハラミ、上ロースと上カルビ、値段の差は歴然だが美味さは絶対ツラミやハラミの方が上。

牛の異は4つあるのは有名だ。1番目の異がミノ、2番胃がハチノス、3番胃がセンマイ、4番異がギアラ。それぞれに特徴があるが、これを焼く時は注意が必要。いつが食べごろなのか白身は赤身と違って色の変化が無いし、炭火だと知らない間に焦げてるし。ミノにはミノサンドって部位がある。九州で食べたんだがこれがまた絶品。
ハチノスは焼き肉より煮込みの方が合うかな。焼き肉で食べるといつまでも噛んでる気がする。固いから呑み込むタイミングがなかなかつかめない。
センマイには苦い思い出がある。店主が無くなられて閉店した大阪の名店「天味」に当日勤めてた会社の社長に、業績が良かった幹部が招待されて行った。社長の頼み方は豪快、メニューの上から順番にここからここ迄って頼み方。食べ終わったらまた次の段に行くってノリ。でも、他のメンバーはどうも無い造形が駄目みたいだから、俺はロースやカルビは他の者に任せて必死に食べた。センマイはこの時に初めて食べたが、なかなか美味しい。なんとか全部食べ終わると社長が一言「お前、センマイ好きなんか?」じゃぁ『お姉さん赤セン追加で』って。出てきたのが赤センこと「ギアラ」。これが美味い。考えたらあれからだな、シロ、ホルモンにはまったのは。
コプチャン(小腸)も美味しいよ。コテッチャンとか呼ばれてるのも基本はここの部位だ。特にマルチョウってメニューにあったら是非頼んでほしい。
白身は「ホルモン」ってひとまとめに呼ばれる事が多い。これは捨てるところ=大阪弁で「ほるもん」から来てるって説や、栄養満点なところから「ホルモン」ってついた説や色々あるが、白身の方が飽きがこなくて美味しいよ。
でもね、希少部位やいいところは特約の肉屋や焼き肉屋にしか降りてないから、是非探してほしい。
鶴橋や生野、西成の焼き肉屋、肉屋では信じられないくらい安い値段で売られてたりする。
大阪や東京では在日や朝鮮の方が住んでる関係で食べれるとこが多いが、本場は九州じゃないかな。
九州の小倉に講習で行ったとき、「おいしい焼き肉屋があるから是非」って誘われて行った。店に入るなりいきなり注文。「アカ5人前と、シロ15人前」(ちなみに5人で行ってるんだが・・・)何の事かわからなかったが、説明してもらって、内蔵系と赤身系って事がわかった。
その頃は白身が大好きになってたから助かったが、これが以前の俺だったら・・・。同行してたスタッフは、いつまでも呑み込めないミノに難儀してた。ごめんね。
九州にはあれから何度も行ったが、地元に顔が利く人は必ずホルモン系の焼き肉屋に連れて行ってくれた。ある時はえらい遠いな、なんか長い橋渡ってるなと思ったら下関だった事がある。大阪とはちょっと呼び名が違って戸惑ったり、一体これはどこの部位だ?って疑問に思いながらも美味しく食べた。大阪では残念ながらこのレベルを食べさせてくれる店少ないね。俺が知らないだけで、地元の名店はあるんだろうけどなかなか辿り着かない。
ちなみに二人組の大阪・堺出身のヂュオ、コブクロって名前もホルモンの部位だ。
さて、どこでしょう。知らない人は調べてみてね。
今回、「プルコギ」って焼き肉漫画を久々に見つけて読み返してから、頭の中はホルモン一色。じゃりん子チエのホルモンは美味そうに見えないんだが、久々に天王寺界隈に足を伸ばしてみようか。いや、天満や淡路、上新庄あたりで探した方が無難か。生野や西成は一人で行くにはデンジャラスだからねぇ。
昔は焼き肉屋って、おっさんがビール片手に一人で焼いたり、せいぜい数人でローストしたりしてたが、最近は食べ放題の店も増えて敷居が低くなった。若い子や家族連れが焼き肉屋に行く。回転寿しと同じ感覚かな?
若い子は特に脂ののったロースだのカルビだのが大好きだ。
でもさ、ちょっと不満があるの。チェーンの食べ放題のお店では、赤身ならロース、カルビ、モモ、バラ、白身ならタンとホルモンって大まかに分類してるだけで、それぞれの細かな部位の名称なんか無視して提供してる。食べる方も「肉なら何でもいい」って感じで肉の味を楽しんでるって言うよりは、化学調味料まみれのたれの付いた肉をほおばってる。
赤身の肉は美味しい。
でも、A5等級の松坂牛、近江牛、三田牛、飛騨牛、前沢牛、ましてや石垣牛等のブランド肉はとてもじゃないが庶民には手が出せない金額だ。ましてやサーロインやテンダーロイン(別名フィレ/シャトーブリアン)なんて和牛で食べようと思ったら、一体いくらかかるのか。丹波の松茸、下関の天然フグ、大間や戸井の本マグロのトロみたいなもんだし、レストランやステーキハウスで喰うものであって焼き肉屋で喰うような代物ではない。
では、焼き肉屋での赤身って何だ?
まず人気のあるロースやカルビだろうな。上ロースとか、骨付きカルビって分けてるところもある。
でもさロースでも「肩ロース」「リブロース」って部位によって分かれるし、カルビってのも本来は「バラ」って部位だ。

更に細かく言えば肩ロースには「クラシタ」「ハネシタ(ザブトン)」って美味しい部位がある。中バラには「カイノミ」外バラにはメジャーな「骨付き」「中落ち」そして「ゲタ」て美味しい部位がある。ほんのちょっとずれるだけで赤身は全然味が変わる。
他にも肩には「ミスジ」、ランイチは「ランプ」が有名だが「ラムシン」「イチボ」、シンタマには「ヒウチ」「マルシン」等美味しいところが一杯だ。
是非、焼き肉好きな人は、これらがメニューに載ってたりするところを選んでいってほしい。
勿論肉屋でも買えるところがある。スーパーでは駄目だ。これら希少部位は殆ど取り扱ってない。せいぜい、ロース、カルビ、バラ、ってところだろう。近所の肉屋を見てみてくれ。扱ってるかもしれないぞ。
大阪は韓国や朝鮮の文化がかなり入ってきてるせいか、ホルモン系、いわゆる白身も結構扱ってる店が多い。勿論大手チェーンの焼き肉屋やスーパーでは駄目だけど、個人経営の焼き肉屋や肉屋では、シロも色々扱っている。
タン、ツラミ、ウルテ、シビレ、ハツ、ハラミ、サガリ、フワ、レバー、ミノ、ハチノス、センマイ、ギアラ、マメ、コプチャン、マルチョウ、シマチョウ・・・。
タン(舌)は仙台が有名だが、これは塩で下味つけたのをさっと片面だけ焼いて、レモン汁で喰うのが好きだ。焼き肉はいつもこれからはじめる。
ツラミは頬肉。何故か白身扱いだが、これがまたカルビやロースなんか目じゃないくらいくらい美味い。焼き過ぎに注意。

ハツは心臓。レバー(肝臓)と同じく好き嫌いわかれるね。そういや生レバーを子供に食べさせて食中毒起こした事件があったが、内蔵系は鮮度と調理技術がすべて。チェーン店で喰うようなものではない。おかげで、生レバーのごま油で和えたものはどこの店でも裏メニューになってしまった。
鮮度が命の白身の中でもタンとハラミは別。熟成させた方が美味しいと言われてる。ハラミは横隔膜の上側。下側がサガリ。(まとめてハラミって売られてる場合の方が多い)ハラミは分厚く切っても美味い。何故か赤身では無く白身扱いだが、味は絶品だ。
漫画「美味しんぼ」の中で海原雄山が「これを知ってしまってからロースだのカルビだのを頼むのがバカらしくなった」って言うシーンがあるんだけど本当にそれくらい美味い。ツラミとハラミ、上ロースと上カルビ、値段の差は歴然だが美味さは絶対ツラミやハラミの方が上。

牛の異は4つあるのは有名だ。1番目の異がミノ、2番胃がハチノス、3番胃がセンマイ、4番異がギアラ。それぞれに特徴があるが、これを焼く時は注意が必要。いつが食べごろなのか白身は赤身と違って色の変化が無いし、炭火だと知らない間に焦げてるし。ミノにはミノサンドって部位がある。九州で食べたんだがこれがまた絶品。
ハチノスは焼き肉より煮込みの方が合うかな。焼き肉で食べるといつまでも噛んでる気がする。固いから呑み込むタイミングがなかなかつかめない。
センマイには苦い思い出がある。店主が無くなられて閉店した大阪の名店「天味」に当日勤めてた会社の社長に、業績が良かった幹部が招待されて行った。社長の頼み方は豪快、メニューの上から順番にここからここ迄って頼み方。食べ終わったらまた次の段に行くってノリ。でも、他のメンバーはどうも無い造形が駄目みたいだから、俺はロースやカルビは他の者に任せて必死に食べた。センマイはこの時に初めて食べたが、なかなか美味しい。なんとか全部食べ終わると社長が一言「お前、センマイ好きなんか?」じゃぁ『お姉さん赤セン追加で』って。出てきたのが赤センこと「ギアラ」。これが美味い。考えたらあれからだな、シロ、ホルモンにはまったのは。
コプチャン(小腸)も美味しいよ。コテッチャンとか呼ばれてるのも基本はここの部位だ。特にマルチョウってメニューにあったら是非頼んでほしい。
白身は「ホルモン」ってひとまとめに呼ばれる事が多い。これは捨てるところ=大阪弁で「ほるもん」から来てるって説や、栄養満点なところから「ホルモン」ってついた説や色々あるが、白身の方が飽きがこなくて美味しいよ。
でもね、希少部位やいいところは特約の肉屋や焼き肉屋にしか降りてないから、是非探してほしい。
鶴橋や生野、西成の焼き肉屋、肉屋では信じられないくらい安い値段で売られてたりする。
大阪や東京では在日や朝鮮の方が住んでる関係で食べれるとこが多いが、本場は九州じゃないかな。
九州の小倉に講習で行ったとき、「おいしい焼き肉屋があるから是非」って誘われて行った。店に入るなりいきなり注文。「アカ5人前と、シロ15人前」(ちなみに5人で行ってるんだが・・・)何の事かわからなかったが、説明してもらって、内蔵系と赤身系って事がわかった。
その頃は白身が大好きになってたから助かったが、これが以前の俺だったら・・・。同行してたスタッフは、いつまでも呑み込めないミノに難儀してた。ごめんね。
九州にはあれから何度も行ったが、地元に顔が利く人は必ずホルモン系の焼き肉屋に連れて行ってくれた。ある時はえらい遠いな、なんか長い橋渡ってるなと思ったら下関だった事がある。大阪とはちょっと呼び名が違って戸惑ったり、一体これはどこの部位だ?って疑問に思いながらも美味しく食べた。大阪では残念ながらこのレベルを食べさせてくれる店少ないね。俺が知らないだけで、地元の名店はあるんだろうけどなかなか辿り着かない。
ちなみに二人組の大阪・堺出身のヂュオ、コブクロって名前もホルモンの部位だ。
さて、どこでしょう。知らない人は調べてみてね。
今回、「プルコギ」って焼き肉漫画を久々に見つけて読み返してから、頭の中はホルモン一色。じゃりん子チエのホルモンは美味そうに見えないんだが、久々に天王寺界隈に足を伸ばしてみようか。いや、天満や淡路、上新庄あたりで探した方が無難か。生野や西成は一人で行くにはデンジャラスだからねぇ。