GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

21日は東寺で弘法さん

2015-09-22 05:52:33 | Talk is Cheap
毎月21日は京都東寺の弘法さん。
東寺では空海入寂の3月21日を期して毎月21日に 御影堂で行われる御影供をおこなっている。
それに伴い境内や周辺で市が開かれてる。
この市が面白い。いや、以前は面白かったというべきか。

以前は骨董や陶器等の出店が多かったんだけど、最近はフリマのようになってしまってる。
備前、信楽、有田、美濃、瀬戸、伊万里・・・。本物を売ってる店もあればハタ師が売ってる眉唾ものもあった。
でも、今回行ってみてちょっとガッカリ。陶器や骨董売ってる店がかなり減ってる。いや、ほぼ皆無と言っていいほど減ってる。なんだなんだ?ペチモンやバッタもん、写しや偽物を扱う店は厳禁になったのか?古伊万里に似せたペチモンや現代の作をいかにも古く偽装した陶器を見るのや冷やかすのが面白かったのに・・・。骨董屋陶器は騙される方が悪い。名前やブランド、口上に騙されて本物、真物が見分けられなくても、自己責任。これが骨董市の面白さだったんだけどな。

外国人観光客が増えたから規制がひどくなったのかな?
その割には中国人や韓国人の観光客は少なかった。日本人のサラリーマンにとってはゴールデンウィーク並みに大型連休になった今年のシルバーウィークだけど、韓国や中国では関係ないからかな?東寺は京都駅から歩いて行ける距離だが、ちょっと離れてるし、弘法さんの市はアジア各国の健康案内では広まってないのかな?それとも仏教は我が国から日本に伝達したってプライドかな。今日の東寺のアジア外国人の数は、大阪の心斎橋や梅田、京都でも嵐山や河原町の方が圧倒的に多いと思う。まぁ、日本人も少なくて普段の弘法市に比べて歩きやすかった。以前はまともに歩けなかったもんね。大型連休だから他に旅行に行ってるのかな。



湯呑み茶碗が欲しくて弘法市に行ったんだけど、骨董や陶器を扱ってる店のあまりの出店少なさにガッカリした。
陶器を扱ってる店も新進の陶芸家のフリマみたいな店ばっかり。価格帯も1000円前後。
ペチモンや偽物、写しや贋作、勿論真物等の中から無名の掘り出し物でいいから探したかったんだが、これじゃぁ万博のフリマに行った方がまだマシか?って感じだった。真贋色々あった方が目の保養にも勉強にもなるし、楽しいよ。

結局、本来の目的とは違って若狭塗りの箸を買っておしまい。


蕎麦屋とカレーについて思う事

2015-09-22 04:42:58 | FOOD&DRINK
立ち食いそば業界が、メニューの高級化や新型店舗の開設など新機軸を打ち出しているらしい。
立ち食い蕎麦は、江戸時代から続く日本のファストフードだね。
忙しいサラリーマンやちょこっと小腹がすいたときなんかに重宝するね。立ち食い蕎麦屋ってありがたい。駅の構内や駅近にあるのもありがたい。

関西では阪急そばが有名。阪急そばってネーミングは阪急電車の「傍」って意味を暗にかけてるのかな?だって、関西じゃうどんの方が圧倒的なシェアがあるから、本来は阪急うどんって名前になりそうなもんだが、あえて阪急そばなんだもの。阪急そばは、コシのないうどん(又は蕎麦)を使ったシンプルなかけ饂飩やかけ蕎麦(関西では素うどんと言う)とおにぎり。(関西ではおむすびではなくおにぎりだ)。乾燥エビが数匹入った衣だらけのテンプラ蕎麦、親子丼セットやかやくご飯とのセットなんかが定番だ。朝だけのメニューで卵焼きとおにぎり二個とうどん(蕎麦)のセットも400円っていうのがあるのはありがたい。喫茶店のモーニング、マクドの朝メニューのエッグマフィンセットと同じく、何度食べたかわからないほど。


その阪急そばで最近新メニューが店舗限定で出た。
饂飩(蕎麦)にトッピングとしてフライドポテトを別盛りで提供するメニュー。カレー饂飩(蕎麦)、ざるそば、かけうどんにトッピングできる。
阪急電車十三駅(関西人なら読めるだろうけど念のため十三は「じゅうそう」と読む)で食べれる。
カレーうどんにポテトは理解できる。カップヌードルのカレー等にもポテトは入ってるし、そもそもカレーにはポテトは必需だ。でも、かけそばやざるそばにポテトって・・・。ちょっと理解しがたいし、食べようとは思わないな。いや待てよ。別盛りだから、仕事帰りに蕎麦や饂飩で腹ごしらえして、ビール片手にポテトを飲むのならイケルかもしれない。でも、阪急そば店舗でそんな長居が許されるのか?十三店は最近のリニューアルで立ち食いでは無く座席ができたから可能か。


立ち食い蕎麦もいいけど、本格的な蕎麦をゆっくり食べれる蕎麦屋もよく行く。饂飩やラーメンも好きだが、蕎麦も好き。(麺好きってことかね)
その本格的なそば屋でもカレー蕎麦が必ずあったりする。
日本で一番美味しい蕎麦屋だと思う大阪お初天神の夕霧そば瓢亭。ここの柚子をまぶした白いそば粉の蕎麦を濃い出汁と鶏卵(以前はウズラ卵だった)でいただく夕霧そばは絶品。この老舗でもカレー蕎麦がある。モノは試しと一度喰った。美味しいのよこれが。ここのカレー蕎麦は名物の夕霧そばと違い洋風の器、黒蕎麦、そしてカレーライスにかけるような濃いカレーがかかってる。是非大阪に来る機会があれば食べてみてほしい。夕霧そばも是非喰ってみてくれ。



大阪豊崎の信州そばのカレーそばも絶品。梅田駅や大阪駅からは距離があるんだけど、無性に食べたくなってわざわざ行く。それだけの価値あり。
この店はホームページも無いし、ネットマップでも表記されてないから、是非探し当てて行ってくれ。ついでに美味しんぼでも紹介された常夜灯のおでんも食べてほしい。


でもさ、こうして見ると日本人ってカレー好きね。
カレーは江戸時代には既にあったらしいが、明治時代に洋食屋が日本食と融合させて、昭和の戦時中軍隊食として広まり(飯ごうの中蓋がカレーを盛るのに使われた)、そして今や国民食になった。
ご飯と一緒に食べるカレーライス(ライスカレー?どっちが正しいんだ?)でさえインド人もビックリだけど、パンにカレーを入れて更に揚げるカレーパンってものも日本オリジナルだ。
今やカレーは、専門店、スタンド、喫茶店、グリル、洋食店にとどまらず、牛丼屋、蕎麦屋、饂飩屋、そして回転寿し屋でも提供されてる。
ナンは勿論、ご飯や饂飩や蕎麦に合うのはわかるが、すし飯とは合わん気がするんだが・・・。

でもさ、カレーラーメンのおいしい店って無いのよね。以前は「どさんこ大将」グループのラーメン屋でおいしいカレーラーメン出してたんだけど、今どさんこ大将は関西では見ないので食べられない。
関西近郊でおいしいカレーラーメンを食べさせてくれる店があったら是非教えてほしい。