眞子と圭の結婚をなぜ悪く言う人がいるのか、私にはわからない。そのことのために、何年も結婚できなかった。辛かったと思う。苦しかったと思う。きょうから、愛し合うふたりは思い切り抱き合うことができる。
結婚おめでとう。
これまで、眞子様には戸籍がなかった。皇室に属する男女、いわゆる皇族には戸籍がないのである。無国籍者なのである。日本国民ではないのである。
オカシイではないか。天皇家に属すると人権はなくなるのか。憲法のいう「国民は」「何人も」から、なぜ除外されるのか。
憲法は「皇室」を定義していない。
日本国憲法第2条「皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。」
これは、誰が天皇になれるかを、法律「皇室典範」が定めるということであって、天皇家を「国民」から除外すると憲法が決めているわけではない。
これまで眞子様に戸籍がなく、憲法の定める人権が剥奪されていることを、どうして、憲法学者は問題視しなかったのか。同じ人として生まれた者を、人として認めない社会は間違っている。たまたま、平成天皇の孫にうまれたばかりで、自由が剥奪されるのはオカシイ。
小室圭の母親が婚約者と400万円の金銭トラブルを起こしたからといって、なぜ、小室圭と眞子様は結婚していけないのか。そのことを騒ぎ立てる週刊誌編集者の見識を私は疑う。
また、きょうの結婚記者会見の質問を宮内庁が事前に求めたとき、質問が、圭の母親の金銭トラブルにどう責任をとるのか、圭が米国のフォーダム大学の法科大学院に入学できたのは皇室の力ではないか、など悪意に満ちたものだったようである。日本雑誌協会の人権意識の低さを示すできごとだ。
きょうの結婚記者会見はやって良かった。眞子の賢さが はっきりと うかがえた。
眞子は、小室圭がアメリカに渡って法科大学院に入ったのも彼女の意思であると述べていた。圭がさきに行って、アメリカでの生活の足場を作ってもらうためだと 彼女は はっきり 言っていた。
眞子と圭、自由を剥奪する日本から自由のアメリカへの脱出、おめでとう。ぜひ眞子と圭に幸せになってほしい。きょう、50年前に私と妻が結婚したときのワクワク感を思い出し、心がぱっと明るくなった。愛し合うことは素晴らしいことだ。