カブール陥落の混乱をうけて、きのうの(US時間8月16日)ジョー・バイデン大統領のスピーチは納得のいくものだった。勇気あるものだった。
《我々は明確な目標をもって20年前にアフガニスタンに向かった。2001年9月11日に我々を攻撃したやつらに仕返しをし、アルカイダが我々への攻撃の基地にアフガニスタンを使えないことを確実にすることだった。》
《We did that.(やったじゃないか。)オサム・ビ・ランディを追い、やっつけたじゃないか。10年前にである。》
《アフガニスタンでの我々のミッションは国を建設することと決してされていなかった。単一の求心力ある民主政を創り出すことと決してされていなかった。》
アメリカの復讐の戦いが、いつまのにか、正義の戦に変えられている、アフガニスタン政府の兵士が戦う意思がないのに、アフガニスタンの人びとのためにアメリカの兵士が戦っているのはオカシイとバイデン大統領は言う。
よくぞ言った。
《 I am President of the United States of America, and the buck stops with me. 私はUSAの大統領である。責務は取り続ける。》
このbuckは雄鹿の角のことで、トランプゲームのポーカーの親(デーラー)のこと。責任をとると言う意味とともに、責任者の地位を渡さないという意味でもある。
バイデン大統領は、兵士を送らないが、外交努力と経済力で、人権や女性の社会進出について、アフガニスタンの人びとのために、言い続けると断言する。
カブールの混乱は、国内選挙を意識した歴代のアメリカ政府の誤りに起因する。誰かがアフガニスタンでの戦闘を終結しなければならない。バイデン大統領の決断を評価すべきである。そして、責務をとり続けるというのだから、見守ろうではないか。
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