悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
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短歌写真233 幾たりか

2006-10-16 00:05:00 | 短歌写真
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幾たりか歩みて芸に立てるあり
鬼斧師の道を擦り減らしつつ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○「歩み」「芸」「立つ」「道」、それに「鬼斧」を、螺旋状に掛詞・縁語としてみた。「立つ」を使うにあたって古語辞典にあたると、この見出し語のもとに、何となんと、33項目の語義が掲載されていた! 言霊の世界は広くて深い森である。
¶鬼斧師(きふし)=悠山人の造語。広辞苑にない。学研版『ことば遊び辞典』の、四字熟語「神工鬼斧」(しんこうきふ。人が作ったと思えぬ程の、技術や作品のこと。)を典拠とする。もちろん、「斧」「道」を縁語関係と見てのこと。
□いくたりか あゆみてげいに たてるあり
  きふしのみちを すりへらしつつ
【写真】野外劇場の床面。対称の非対称! 実写だが今までにない工夫をした。Understan' ? そう、基本は左右対称。次に、ランダムにいくつかのタイルを貼った。だから対称の非対称。

俳句写真008 子午線を

2006-10-16 00:00:00 | 俳句写真

2006-1016-yhs008
子午線を
傾いで過ぎる
秋日かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○簡単に言うと、太陽が子午線を通過するのが、標準時間の正「午」。
¶過(よ)ぎる=<鎌倉時代まで「よきる」>(古語辞典)。
¶秋日(あきび)=悠山人の用語。広辞苑にある見出し語では、「秋陽(しゅうよう)」「秋日和(あきびより)」。

□しごせんを かしいでよぎる あきびかな
【写真】照明球に、2個の太陽が斜めに映っている。この延長線上に南中(正午前後の)太陽がある。見本園で。