悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真475 空晴れて

2007-10-15 00:10:00 | 短歌写真

2007-1015-yts475
空晴れて実の生りたるは秋なれど
なほ恨めしき心なるかな   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇この同じ秋の空の下、心はみな違っている
。有名な第四句は、道信から。「な」の多用にも注目。
短写475 そらはれて みのなりたるは あきなれど
        なほうらめしき こころなるかな
【写真】先日、柿の一句の日に。


俳句写真164 現代を

2007-10-14 04:20:00 | 俳句写真

2007-1014-yhs164
現代を
ミロと映せる
版画かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○覗き込むガラス板の円内に、現代が映る。内容が現代なので、「ミロ」「見ろ」と、掛けてみた。作句の修練、
画題は『無題』。
□俳写164 げんだいを ミロとうつせる はんぐゎかな

【写真】先日。著作権には細心の留意。、


短歌写真474 琴の音の

2007-10-13 02:50:00 | 短歌写真
2007-1013-yts474
琴の音の澄み渡りたる秋の日に
点心持ちつわれはそを聴く   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇静かな園内を散策していると、茶室から筝曲。参観者も、少ない。丸爪で山田流

短写474 ことのねの すみわたりたる あきのひに
        てんしんもちつ われはそをきく
【写真】先日、茶室で。
【memo】きょうの出版広告初行に「源氏物語と和歌」とある。よく見ると-『源氏物語と和歌を学ぶ人のために』、ジャンルや散文・韻文の垣根を越えた視野から表現の成立ちを問う、二四一五円、世界思想社(ほか略)-とある。これだけでは不明だが、価格から見て、和歌のすべてを取上げたのではなさそうだ。(朝日・東京版、一面最右下)

image409 貴有為

2007-10-13 02:45:00 | images

2007-1013-yim409
title : Kiwi
yyyy/mm : 2007/09
memo : 貴有為。キウィ Kiwi。すっかり実になっている。
cf. 「短歌写真443 色たがへ」(2007年08月31日、yts443)
  色たがへむらさきの葉をつけたるも 貴有為の花のやがて咲くらん
【写真】ふつうは使わない、tone curve で、暗部を浮き上がらせたのだが・・・。先日、自宅で。


短歌写真473 めぐり来し

2007-10-12 04:00:00 | 短歌写真
2007-1012-yts473
めぐり来しこよみに合はせ咲く花の
白きが如く清らにぞあれ   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇ことしはとくに白さが目立つ

短写473 めぐりきし こよみにあはせ さくはなの
        しろきがごとく きよらにぞあれ
【写真】ホテルNで。

image408 藤袴

2007-10-12 03:55:00 | images

2007-1012-yim408
title : Eupatorium japonicum
yyyy/mm : 2007/10
memo : 藤袴(ふじばかま)
。万葉期から、秋の七草の一。Eupatorium japonicum エウパトリウム・ヤポニクム。中国名は、佩蘭 peilan 42、沢蘭 zelan 22、蘭草 lancao 23、沢蘭香草 zelanxiangcao3 2213(現代中国字体は、文字化けを恐れて、現代日本漢字を充てる)。
【写真】先日、自宅で。


短歌写真472 岩手山に

2007-10-11 03:30:00 | 短歌写真

2007-1011-yts472
岩手山に学びしひとの雁音の
かずかず見れば心うつなり   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇宮沢賢治の自筆手紙を、数十葉見る
。お世辞にも上手とは言えない手筆に、彼の残したものを思う。
¶¶雁音(かりおと)=「雁」も「音」も、「音信」の意。それぞれ単独では、辞典に載るが、合成語は悠山人による。

短写472 いはてさんに まなびしひとの かりおとの
        かずかずみれば こころうつなり
【写真】図書館の大鉢植え、先日。


短歌写真471 花にして

2007-10-10 00:20:00 | 短歌写真

2007-1010-yts471
花にして華やぎよりは離るれど
端よりさりと話すべからず   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇句頭の「はな」尽くし
。新しい試み。名詞では収まらなかった。
短写471 はなにして はなやぎよりは はなるれど
        はなよりさりと はなすべからず
【写真】秋桜の合成写真、初歩の初歩。先日、自宅で。


短歌写真470 空なりし

2007-10-09 00:20:00 | 短歌写真

2007-1009-yts470
空なりし枝葉茂れる樹の高く
わが手拒むや石榴ひとつは   悠山人

○短歌写真、詠む。
〇実際にはたくさん着いている石榴の実
。この木は何回も頭を詰めたけれど、主人の意向を無視して空高く伸びるばかり。どれもこれも、ほとんど手が出ない。「なり」が「成り」「生り」と掛けて、さらに「石榴」の縁語。
短写470 そらなりし えだはしげれる きのたかく
        わがてこばむや ざくろひとつは
【写真】先日、自宅。