もの おもう 物思う である。ものおもいにふける という語がある。辞書で、あれこれとおもいわずらう、と意味を説明するのは、ものおもい の内容を指すのだろうけれど、そういう年ごろとある。ものおもう この語は考える行為を指す。ものをおもう と語構成をみると、もの とは何かとあれこれまた考えることになる。物思う葦とタイトルにした作家がいる。古代からわたしたちは、ものもふ として、ものおもいつづけてきた。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 850 光陰矢のごとく完成させた を、例題にしている。コラムの解説では、月日が矢のように早く完成させた とは言えないとして、極めて短時間で完成させた とでも言うべきだとする。その説明は、~ごとく のかかり方を、完成 の修飾語と見ている。諺として、光陰矢の如し、とあるのが、光陰矢のごとく と言いまわしているところから、このような使い方を誤とするようだ。言いきりの表現による諺が、慣用句のままに時間がたつ速さを表現しているのだから、表題は間違った表現だということはできない。文脈上、どのようにこのたとえが使われたか、完成させた、というので、学業ではないかもしれない。この諺の出典は議論のあるところ、少年老い易く学成り難し という言い方を受けているだけに、その意味内容には留意するか。 . . . 本文を読む
日本語を表記するのは文字だけではない。句読、引用かぎなど、文字に補助をする符号がある。疑問符、感嘆符、パーレンを入れて区切り符号とする。日本語は句読点の記号と引用の鍵括弧が文法的に用いる符号となる。そのほかの符号は原則使うことがない。しかし区切り符号は約物がワープロ編集機に使われるようになって、横書きにその用途が広まりつつある。約物は印刷用語で、区切り、括弧、つなぎ、しるしものと分ける。 ASCII.jpデジタル用語辞典の解説
括弧や句読点、つなぎ記号、繰り返し記号などの、文字と組み合わせて使用する記号の総称。 . . . 本文を読む