現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

日本語と人口

2013-08-31 | 日本語どうなるの?
2050年の日本語はどうなる?というタイトルの講演録がある。NINJALフォーラムの第6回目、この3月に行われている。日本語はどうなるかというと、日本型移民政策によって受け入れる人材を定着させるには言語のコミュニケーションがどうなるかということのようだ。国内に日本語非母語話者が増える予測を立てて居住地域の少数言語のほかに。 日本国内の公用語を複数に持つか、日本語が公用語となるか、と述べている。日本語はどうなるかと言っていて、日本語が公用語となるという可能性を一つに挙げている。これはありうるのだろうかと、この講演の趣旨が変だと思う。まるで公用語と言語権がわたしたちの内にない発想だからである。言語政策を言い、日本語に触れている、その話が揺れる。 . . . 本文を読む

220  発生する

2013-08-31 | 日本語新百科
日本誤百科  52ページ  忘れ物が多く発生しております を例題にしている。発生するのは何か、生物学用語としての意味合いに具体的なものの発生がある。表題は、忘れ物 であるから、どうして発生という表現ができるかを注意している。また発生することがらには好ましくないもののイメージがあるので、表題のように使われるとしている。発生 には物事が生じる、事件が起きるという、よく使う用法があるので、忘れ物についても、忘れ物をしたということが発生したことを指している。発生の意味を類義辞書で捉えてみると、さまざまな語が見える。この語の用法の広さがうかがえる。 . . . 本文を読む

愛の葛藤の物語   源氏語り2

2013-08-31 | 源氏語り
すくせは、前世または前世からの因縁である。語ること、それを語ることそのものが、すでに宿世であった。光る君のその前世にあったものは人の愛である。天あるいは王の、帝の愛であった。源氏物語のテーマが愛の葛藤であるなら、それは読者に許されない愛でもあった。その物語の主人公は光る君であるとするか、男主人公、女主人公をとらえて読者に応じるか、それはテクストによる。師の師のことばには、女が書いた、女のための、女の物語、玉上源氏評釈、とあった。光る君の物語は本編で完結できなかったのはなぜか。文学史に則れば、作品名、作品が書かれた時代、作者、そして梗概となる。さらには、物語の主題や表現技巧、作品の影響、構成など挙げられよう。執筆の順による文芸の扱いもあるし、それを成立論に捉えることもあった。文献国語の読み取りは写本の異同にも及ぶ。注釈に表れた文学作品の源氏物語の読みは、げんじのものがたり、であったが、いつからか、げんじものがたり、と呼ばれるようになった。湖月抄を読むと、物語中の物語として命脈を保ってきたなか、有朋堂文庫が読みやすくした。 . . . 本文を読む

空間批評―時評8

2013-08-31 | 日本語教育私史
これまでの空間批評の論点は編集者によって4つにまとめられた。それを時系列にしたがって読み取る。いまの批評は実践研究にある。その一方では、ライフストーリーインタビューが取り上げられてきた。このメルマガが目指す議論の巻起こしに自らが語る方法が視点として位置付けられる。また実践のプロセスを見せる場になればよいと提案する。さてその4つとはなにか。日本語教育に内在するパターナリズム、ことばの力、職業としての日本語教師、日本語教育における実践研究である。 . . . 本文を読む

五十音図

2013-08-31 | 日本語百科
五十音は日本語の仮名文字を用いた発音を示している。音韻体系の表である。現行の五十音表は清音の表に濁音、半濁音そして拗音を加えている。五十音、五十音図の呼び名は江戸時代からのもの、古くは、 五音 ごいん 、五音図、五音五位之次第、音図 反音図 仮名反 かながえし 五十聯音 いつらのこゑ などと呼ばれていた。 現存最古の音図は平安時代中期の、孔雀経音義、1004年から1027年頃、金光明最勝王経音義、1079年などが挙げられる。文献には五十音が現在と異なる配列に並べたものもあり、いまのような配列になったのは室町時代以後であるとする。また五十音が現在のようになったのは悉曇学と反切である。段と行の並びは悉曇学、子音と母音の組合せは半切に由来する。 . . . 本文を読む

句読法 日本語表記論15

2013-08-31 | 現代日本語百科2025
句読法について句読点の使い方を言う。句読は現代文で文法規則に捉えられるようになった。英語におけるpunctuationの考え方である。区切り符号にふくめると句読はさまざまな使い方がある。それは符号に応じて使い手の約束があるからである。それを共通にする規則はないので、句読法がいわば最大公約という形で取り決められる。 句読点は、文の終止に打つ句点、文の途中に打つ読点、そして引用を表すカギ符号の3種類である。このそれぞれは、句読点の打ち方を文法規則に併せて用いることになる。日本語は分かち書きをしないのでこの3種類を用いることで文を示し、意味関係を表して休止の点を打ち、引用を表す語とともに符号をつけて表現を整える。 . . . 本文を読む

ろくでなし 20130831

2013-08-31 | 日記
67歳を迎えた。歳を加えてこの2年を生きてきた。救われた思いに感謝を続けて一日ずつをかみしめている。思い出せば2011年にはそこで命運尽きるかとばかりに襲われた。高齢者の入り口にいたわけだから重なるストレスをやり過ごしてそれなりの具合もあったのだろうかといまにして考える。2年前は命を淡々と眺めている、平常心是道と思い定めていた。 生きる思いによぎるものは寿命というものがある、それはまた天命であろう、運命に生きるも生き延びるのは、一日いちにち、と、ありがとう、よくぞ生きてきた!―2012年に記した思い―誕生日を迎えた、66歳である、その数字にわれながら、おどろく、心理テストだとあと10年は、ながければ25年も。思いは生きるためには欲があると気づくころだ。 . . . 本文を読む