妖怪の話題で暑中化け物見舞いとしゃれたのは中日新聞コラム視座の筆者、浜矩子さんである。出てくるのは最近に跳梁跋扈した化け物で、さて、1には妖怪アベノミクス、2には妖怪ヒトマネタロウ、3には妖怪フクサヨウ男、4には妖怪セキタンモメン、5には妖怪ソノタモロモロ、6には妖怪シャミーンとめじろおしである。そのトリには妖怪ソノタモロモロとなるか、いや妖怪フコクキョウヘイの出現や… . . . 本文を読む
和語の和は、大和の和、倭国の わ とする。和語を、やまとことば とも言う。日本語の本来の言葉という意味で固有語ということがある。和語を表すのはかな文字を工夫して音表記する、漢字に対する訓読みの言葉である。また、動詞と形容詞のほとんど、文法機能の日本語についても、専ら和語を用いて示す。敬語についても和語で表す。人名、地名の固有名も和語で表すことがふつうである。
和語はかな文字となって表され、漢字をあてることで意味を与えた。文字を入れて漢字を学んだ日本語はその経緯で語の意義として確かにする作業をしたことになる。たとえば、ち は について、ちち はは として、文字に父母を宛てて読む。おじ おば について、伯父伯母叔父叔母に充てるだけでなく、小父小母にも、小父さん小母さんとなる。おじいさん おばあさん には、爺婆となったのである。 . . . 本文を読む
よごと は、善いことである。めでたいことをうたった、万葉集巻軸歌にある。また、寿詞と当てる。賀詞でもある。吉言である。善事から、寿ぎ祝うことば、祝いことば、天皇の御代の長久・繁栄を祝うことば、などをさす。祝詞のうちで、とくに祝賀の意味が濃いものを寿詞という。ほぎごと、とも読む。
なお、まがごと 悪事、ふきつなこと、ひがごと 僻事、道理に合わないこと、意味上、対比される。 . . . 本文を読む
現代日本語「誤」百科 846 教師としての未熟さの証明 を、例題にしている。
教師としての未熟さの露呈 とすればよいと、コラムは解説をする。表現のことになるだろう。露呈したというのはとらえようで、証拠、証明となる。物的証拠にはない、露呈した事実である。この用例を検索すると、ヒットしたのは最近の事件でのことだけではない。その表現にはもう少し場面と文脈がありそうである。 体罰に訴えなければ指導できない→教師としての未熟さ、力量のなさの証明 . . . 本文を読む
この夏にはどこかへとのおたずねに、いや、どこにも予定はない、少し休養で……とこたえたら、それはまた、と問い返されて、2年目を迎えるので働きすぎかな、休養をしないといけないから……、そんなふうにはとても見えないですよ、と言われた。めぐりくる夏にはどのように対処をするか、どうしていただろう。1年前はオリンピックが盛んだった。そして名古屋での国際大会にうらかたで体力を試した。
夏の句 あれこれと思う閑なき日盛りや 啓華 20120804 . . . 本文を読む