もう、あれから2年が経ちましたね。
養護老人ホームで療養中のあなたを見舞いに行くしなの号の中で、危篤とのメールを受
けました。翼が有ったら飛んでいけたのに。
着いた時は、もう、旅立たれた後でした。まだ、温もりの残るあなたを抱いて、車に乗せま
した。じっと、涙をこらえながら。
戦後の食料難の時代に、5男1女を立派に育てあげてくれましたね。
事故の後遺症を悪化させて、ギブスを着けたまま寝たきりだったmcnjを、鎮守の祭りに、
背負って連れて行ってくれました。
治った後も、左足の不自由なmcnjのことを、いつも気にかけていましたね。
あなたの満100歳の祝いの敬老の日に、最後の乾杯をしました。あなたの大好きな日本
酒で。
上の娘の結婚が決まったと聞いて、嬉しそうに祝いの言葉をかけてくれました。もう、自分
のことも忘れる程認知症が進んでいたのに。結婚式が無事終わって、一月たらずで、逝
ってしまわれました。数えでは101歳でした。
下の娘も、今年の6月に嫁に行きましたよ。お元気でいられたら、きっと喜んでもらえたの
に。
昨日、3回忌を無事に行いました。
あなたの好きだった日本酒を皆で飲みながら、思い出に浸らせて頂きました。
天国にお酒が届いたら、思い切り飲んでください。mcnjも今夜は飲みます。あなたと
一緒に。