この頃の、韓国では、伝統的な結婚式は、全くと言っていい程、見られなくなった。
経済成長の結果なのだろうか、ウェディングホールや、ホテルの式場で挙げるケースが、
殆どである。
式のスタイルは、洋式で、新郎新婦がチマチョゴリを着ることは、殆ど無い。
式服とウェディング ドレスである。
クリスチャンが多い国柄から、教会で式を挙げることもあるが、なんと言っても、まだ、
仏教徒が圧倒的に多い国なので、式場へ神父か牧師を呼んで、式を取り計らってもらう
方式が、一般的である。
式は招待客が見守る中、宴会場でとりおこなわれる。
新郎新婦の入場から、退場までの式次第が終了するまでの、役3-40分の間、客達は、
ご馳走も、酒もお預けである。
式が、無事終了すると、司会者の音頭で乾杯が行われ、宴が始まる。
神父や牧師も退場して、主賓達の挨拶は一切無い。
この結婚式は、ホテルで行われたため、一通りのコースで食事がだされた。メインは
やはり、ステーキであった。
最後には、結婚式につきものの、カルクックスが出て来る。
これを食べた後、流れ解散となる。
やはり、クックスを食べないと、結婚式に招待された感じにならないらしい。
結婚適齢期の男女に、カルクックスを食べさせてくれ、と、言うことは、早く結婚しなさい、
と、言う意味になる。