地下鉄3号線の安国駅2番出口を上って表に出ると、そこは、ソウルでも
知られたグルメ街への入り口である。
裁判所の方向へ、坂を上って20米も行けば、細い路地が幾つもあって、その両脇には、
色々な食堂が軒を並べて、客の入りをまっている。
この中でも、特にお薦めしたいのが、チェドンメットルスントゥブである。
この屋のスントゥブは、職人気質の夫婦が、石臼を使って、手造りした、純豆腐を
使って造る、スントゥブの逸品である。
決して、高級ではないが、100%国産の大豆を使って、毎朝4時起きして豆腐を作り客達
に供している。
魚貝の入った、ヘムルスントゥブは、辛味を効かした辛口の味が、ソジュを引き立て、男
達に人気だ。
チョダンスントゥブは、スントゥブそのものの味を引き出した、淡白な味で、女性達に喜ば
れている。
暖かい、炊き立てのご飯の上にスントゥブを汁ごと乗せて食べると、夏でも、食が進む。