ただいま戻りました。
ブロバイダーによっては、外国からのコメントを、はなから受け付けないところとか、
英数文字のコメントは拒否するところがあって、お伺いしても、コメント出来ないことがありま
した。
ご無沙汰してしまった皆さんには、失礼を致しましたが、悪しからず、ご了承下さい。
ちょっと、遅くなって、気が抜けてしまいましたが、6/10 デモの話題です。
6/11 の新聞の写真です。日本でも、TVでおなじみの光景ですね。
記事のタイトルは、21年ぶりの歓声。第2の民主化と、あります。
21年前の、1987年、韓国は、チョン ドファン大統領の軍事政権下におかれていました。
チョン ドファンは、引退にあたり、軍の後輩の、ノ テウに引き継がせ、王政を引くつもりでし
た。
これに反発した国民は、全国的に、大規模なデモを展開します。
1987年6月10日、ついに、反対運動は頂点に達し、100万人規模の全国集会が行われま
した。
これを見た、チョン ドファンは、軍事政権の継続を諦め、ノ テウの軍服を脱がせ、背広を
着せて、もはや、、ノ テウは軍人ではなくポトン サラム(普通の人)だと言って、選挙に臨み
ます。
野党の分裂もあって、結果は、ノ テウの勝利に終わりますが、6/10日と言う日は、長い軍事
政権が、このデモを契機にして終りを告げた、記念すべき日として、韓国人の心の中に刻み
つけられました。
新聞が第2の民主化と書く意味はここにあるのです。
翌日のデモの場所は、普段のビジネス街と変わりありません。
米国大使館前は、警察の護送車が出動して、ものものしい警戒でした。
市民広場のある市庁舎前は、小規模な集会が行われていて、やはり、警察が警戒して
いました。
広場の直ぐ前の、徳寿宮の中は、デモの騒音とは無関係に、新緑の木々につつまれたまま
でした。
徳寿宮現代美術館では、カルティエの、宝石展が行われていました。