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戦後70年の記憶 ⑭ 教科書

2015-04-24 05:48:03 | 日記

今の子供達は、幼稚園児の頃から、ひらがなやカタカナを覚えている。

TVやゲーム機の影響である。

あの頃の小学一年生は、まったく字を読めなかった。

小学一年の教室へ入って、渡された教科書が、字に接する最初の機会であった。

まず、字と言う物が何であるかから、教わった。

それから、文を読まされたのであった。

しばらく、字を覚えさせられてから、国語の教科書を読まされた。

mcnj達の国語の教科書である。

サイタ

サイタ

サクラガサイタ

キレイダナ

こんな文章だったと思う。

これは、毎年違っていたかもしれない。

アカイ

アカイ

ユウヒガ

アカイ

こんな教科書もあったそうだ。

先生から、読んでみろと言われて、皆、苦労したものであった。

必死になって読んでいた。

サイ

タサイ

タサクラガサ

イタキ

レイダナ

読み終わって、ホッとして席に腰を下ろしたやつもいた。

そんな奴が、後に、一流大学に、入学したのである。