八風(はっぷう)街道は、近江と伊勢を結ぶ為につくられた街道です。
伊勢国桑名藩富田一色村(現四日市市富洲原)から、朝明川を遡って、田光(たびか)で、朝明川の支流、田光川に沿って八風渓谷を抜けて、
釈迦ケ岳南麓を登り、八風峠を下って、近江に入り、中山道武佐宿(現近江八幡)、または、愛知川に沿って、愛知川宿へ出る街道です。
当時は、東海道鈴鹿関所の、厳しい取り調べを避けたり、鈴鹿峠の難所や、盗賊の出現を避けて、東海道と中山道を最短で結ぶ
街道として利用されました。
国道306が横切る、田光川です。
ここから、八風渓谷にかけて、緩やかに、上って行きます。
最上流部の集落、切畑。
昔から、十数戸の農家があったそうです。
この先は、登山道です。
バイクはここまでです。