松は昔から、庭や街道筋に植えられる代表的な樹木だったようです。常緑で長寿の松は、姿のきれいさもあって、長く愛されてきたのでしょう。一本松といわれた目立つ大きな松は、目印にもなり、地名にもなったようです。水戸で、そうした一本松が地名になったところを、今のところ4か所で見ました。写真は、新荘(しんそう)にある樹齢150年という赤松です。マツクイムシのせいか、水戸では、松の古木を見ることがほとんどありませんが、こんなみごとな松が、かつてはあちこちで見られたのでしょう。
バス停(かがやきカフェ見川店(見川4-387-1)前)
「見川一本松」というバス停は、古くからの土地の名前を伝えてくれるだいじなものの一つのようです。一般的に、地名となった、かんじんな松は、どこもすでに見ることはできなくなっているようですが、どこにあったんだろうと思うことがだいじなのでしょう。一本松という小料理店もあったようです。
バス停(上河内 36°24'54.9"N 140°27'24.2"Eあたり)
このあたりは、街道沿いにある民家が途絶えたあたりで、いかにも松の大木があったのではないかと思えるような場所です。
元吉田一本松児童遊園(元吉田町214-82 )
近くに、荒谷一本松(あらやいっぽんまつ)という信号もあります。小字(こあざ)名としては、「壹本松」と書かれたようですが、結構広い地域のようです。
ヤマネ&リリースクエア(全隈(またくま)町261)
少し前までのリリースクエアの住所表示には、「全隈町字一本松261番」とありました。すぐ近くにある鹿島神社には、古木の山桜と杉がありますが、古い松はありませんでした。
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