ゼンザ・ブロニカS2とニッコール-Qレンズのご紹介
カメラ修理の会の集まりで、ブロニカ用のニッコールQレンズ135mmF3.5を手に入れました。
ボディーは、ブロニカS2後期型です。ブロニカは、この後電子シャッターのECを出しましたが、機械制御シャッターのこのS2が、一番完成度が高い機種と言われています。
ミラーはクイックリターンタイプで、フィルムは6×6なのでミラーが大きく、クイックリターンにするには大きなテンションをかける必要があります。そのためフィルム巻上げは2巻き半で、しかもかなり重くなっています。大きなミラーを跳ね上げるため、その上フォーカルプレーンシャッターなので音が大きくカメラが揺れます。神社で撮影すると、周りにいるハトが驚いて飛び立つそうです。私は、街で撮っていたとき、周りの人に振り返って見られました。気づかれずに写すのは、ちょっと難しいです。
ゼンザ・ブロニカは発売当初、そのレンズはニコンに作ってもらっていました。ニコンは世界トップレベルのレンズメーカーでしたので、ブロニカは、そのレンズを使う中判カメラとして大変注目されました。その後、機種改良がされて、それと共にレンズ(ゼンザノン)も自社生産するようになりました。
NIKKOR-Q13.5cmF3.5です。
フィルムサイズが6×6のカメラは、35㎜のカメラだと80㎜相当のレンズになります。
人物撮影、ポートレート写真などに使われる長さです。
ちなみに、同じ6×6版のローライフレックスでは、ツァイスのゾナー135mmを付けたテレローライがあります。
6×6版での135mmというレンズは、大変魅力的です。
このレンズは、同じくニッコールの50mmF3.5です。前玉が大きな大口径レンズです。スチール製の大きなフードが付いています。前玉が大きくて、しかも飛び出しているので、ハレーションを防ぐためフードは欠かせません。
収差の補正が良くされていて周辺減光も少なく、とても良いレンズです。でも、ブロニカのボディーと相まって、重い!です。
三脚に取り付けて写さないと、手持ちではシャッターブレを起こしそうです。
50mmと135mmレンズです。
他に、75mm(ニッコール、ゼンザノン)、150mm(ゼンザノン)、180mm(ニッコール)が、あります。75mmは標準レンズで時々使っていましたが、街撮りのスナップ写真を撮ることが多く、その場合三脚はほとんど使えないので望遠レンズは出番がありません。
望遠系のレンズは三脚を使わないと手ブレするので、買っただけでほとんど使ったことがありません。
この135mmは、小さくて倍率もそれほど高くないので、手持ちで使ってみようと思ってます。どんな写真が撮れるか、楽しみです。
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