フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

SWISS MADE のスモールセコンド 調整

2018-06-25 10:00:00 | 腕時計

SWISS MADE のスモールセコンド調整しました

 SWISS MADE の”UniversWatch"です。

1970年代でしょうか、SWISS MADE の手巻きスモールセコンドです。

 テンプが止まってしまいます。よく見ると、ガンギ車の先端にわずかに錆が出ていました。分解してベンジンに浸け、ヤスリで削り落とす必要があるのですが、錆の出方がわずかなのでシリコンスプレーを差してみることにしました。
 テンプは少し勢いが出て動き出したように見えたのですが、暫くするとまた止まってしまいました。シリコンスプレーは、溶剤はすぐに飛んでしまって、摩擦抵抗を減少させる粉末状の滑り粉が残ります。これを改めて洗浄剤で洗い流すと、動き出しました。


 錆とグリスの固化の両方が原因だったのかもしれません。分解してベンジンで洗浄すれば、一発で復活したかもしれません。面倒こいて、手抜きしました。でもまあ動き出したので、OKでしょう。
 しかし平置きだと元気なのに、縦置きにするとテンプの振れは緩慢になって来ます。天真の摩滅があるのでしょう。ヒゲゼンマイも弱っているのかもしれません。こうなると天真、ヒゲゼンマイを交換するしかありません。交換部品は無いと思うので、完全な修理は難しい状況ですね。荒療治で、テンプの受板を少し押さえつけて曲げる・・・のもありかもしれませんが・・・

 その荒療治をした”WALTHAM"懐中時計は、持ち歩いても順調に動いてます。

 

 左が”WALTHAM"、右は中国製?のクォーツです。

 

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コメント
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