EMPORIO ARMANI(アルマーニ)クォーツ
ブランド時計のアルマーニ・クォーツです。メーカーでないデザイナーズブランドの時計は、比較的良いものがあります。
電池切れです。フレームも風防ガラスも、傷だらけです。風防ガラスは、内側に曇りがあります。
裏ブタを開け、竜頭を抜いてムーブメントを取り出します。風防ガラスの内側の曇りをふき取ります。文字盤はキレイです。剣にも腐蝕は全くありません。
曇りは拭き取れてきれいになったのですが、風防もフレームも傷だらけです。ガラス面には深い傷があって縁がガタガタです。風防をフレームから取り出して、研磨剤で磨くか・・・フレームは磨くとメッキが剥がれてしまうので、金属磨きのクロスで磨くしかできませんね。
ムーブメントは日本製で、電池はSEIKO製のSR616SWが入っていました。ちょっと液漏れがあって接点周りに腐蝕がありましたが、リグロインでクリーニングしてSR626(616の在庫が無かったので)でテストしたらOKでした。
エルジンのロレックスタイプと並べてみました。古い時計ですがスクエアーのデカフェイスで文字盤は金属光沢のある淡い藤色で、なかなかシャレています。古い時計ですが、デカフェイスで今風です。いかにも服飾メーカーデザインの時計ですね。アルマーニのスーツには合いそうです。
結局、風防ガラスの研磨は止めました。
結局クォーツは、量産されて安くなったムーブメントが使用されているので、安価でも精度は十分なので、デザインや加工で勝負する・・・ということになりますね。特にカルティエなどは、独自のムーブメントを使ってはいますが、といっても何処かのOEMだとは思いますが、ブランド名を裏打ちするデザイン性と文字盤、フレーム、ベルトなどの加工精度が評価されて高価なのでしょう。
アルマーニの裏蓋を開けてムーブメントを見た時に、改めて感じた次第です。ムーブメント自体は、100均で売られているものと何も変わりませんので・・・
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