久しぶりのメガネです
黒縁のまるメガネを手に入れました。
ケースに入っていました。
スチールの芯にエボナイトの様な樹脂加工がされています。ケースには「各眼科病院御指定 中川視明堂 宇治山田市會弥町」、昔懐かしい毛ば立ったレンズ拭き布には「みつぎ眼鏡店」(左から右へ書かれている。)とあります。
宇治山田市は、現在の三重県伊勢市です。戦前の宇治山田市の眼鏡屋さんで販売されたメガネが、長い時間と空間を乗り越えて今、私の処までやってきました。
ブリッジにノーズパッドは無くて直接鼻に載せるタイプです。テンプルはJ形に曲がって耳に掛かります。軽くてとても掛け易いです。
フレームの状態は劣化もなく、とてもキレイな状態でした。蝶番の箇所やネジなども、全く錆は出ていません。新しいもののように見えます。
レンズの縁はさすがに汚れが付着していました。綿棒にカメラのレンズクリーニング液をつけて、クリーニングしました。とてもキレイになりました。とても古いもには見えません。
レンズは両面とも凸で、古い老眼鏡では、ほとんどこのタイプです。拭き取ると傷もなく、大変良い状態でした。もちろんコーティングなどされていませんが、透明度、透過度も高く、とても良いガラスが使われているようです。
以前ご紹介した銀縁メガネです。テンプルは軟らかいメタルワイヤータイプです。デザインはテンプルを除くと同じですね。レンズの度は、銀縁は+3位、黒縁は+4位あると思います。つまり老眼鏡ですね。
私にとっては、ジャストフィット!の度数です。
このメガネで読書すると、本を10cm位まで近づけないとピントが合いません。でも、その位近づくと字が大きくなって良く見える!
そんなに本を近づけると周囲の状況が、ほとんど見えません。でもじつは、その周りが見えないのが読書に集中できてまことに具合が良いのです。私はさらに耳栓もするので、完全に本の世界に入り込んでしまいます。
私にとって読書する時、このメガネと耳栓のセットは必携です。
~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます