日本を代表するプラチナ万年筆
昔は、万年筆と言えば、パイロットとプラチナでした。私はなぜか、プラチナ万年筆を使っていました。日本の代表的な万年筆メーカー、プラチナの万年筆ご紹介です。
左から、プラチナ・シープ、3776、初期のデザインのR14K万年筆です。
プラチナ・シープは、その名の通り軸を羊の皮で巻いています。
3776は、プラチナが初めて作った高級万年筆で、日本最高の品質ということで、富士山の標高3776mをその名前としました。ギャザーのボディーで、これはその最初に売り出されたバージョンです。最近、復刻版が出ています。
R14Kは、戦後作られたプラチナ万年筆、オーソドックスなタイプです。
シープです。軸が羊の革で巻かれていて、手にシックリなじみます。14Kのペン先は弾力があり、とても書きやすく、紙にしっかりインクが載ってくれます。
非常にレベルの高い万年筆だと思います。
縦書きの日本の文字を書くには、日本の万年筆が向いていると思います。
3776です。ペン先のデザインは、クラシックタイプで14Kです。軸にはギャザーが付いていて大きくて持ちやすく、バランスの良い万年筆です。
以前にご紹介した、バイオレットの香りのするインクを入れていたようで、キャップを外したら、甘い香りがしました。
プラチナのごくオーソドックスな昔のペン先のデザインです。両端を巻き込んだ平らのペン先は、適度の弾力が得られて、大変スムースにサラサラと字を書くことができます。しかしその反面、何のデザイン性も感じられず浸けペンのようで、私はあまり好きではありません。
その点、パーカー45や51などはとても斬新で、大変優れたデザイン性を持っていると思います。
でも最近は、クラシックなひし形の、ペン先が露出したタイプが人気のようですが。
たくさん万年筆を持っていると、全部にインクを入れては使い切れません。せいぜい5~6本位です。使わないとペン先のインクが乾いてしまって、目詰まりを起こして字が書けなくなります。
使わない万年筆は水でペン先だけでなくペン芯、インクサックの中も洗浄して、きれいな水を吸引したままキャップをして保管します。それでも徐々に水が蒸発しますので、定期的に水を入れ替えて管理する必要があります。手がかかります。
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