秒針と風防ガラスの無い腕時計の修復
秒針と風防ガラスが無い手巻きの腕時計を手に入れました。秒針が外れている、との説明書きだったのに送られてきたものには、秒針がありませんでした。
日付のレンズ付きのプラ風防と秒針を準備して、取り付けることにします。
秒針の軸がやや太目なので、孔の径が02.5mm~の秒針を岡山の時計部品のショップに注文して手に入れました。
左の写真のピンデバイスは、0.3mmфです。秒針の孔は、0.25mmфです。
秒針を器機で押し込みます。
押し込み過ぎて、秒針と分針が接触して、止まってしまいました。改めて剣抜き(針抜き)を使って秒針を抜き、分針を針押さえて押し込んだりして調整して、スムーズに動き出しました。
1日、様子を見ることにします。何時間か様子を見ていたら、針が重なっていないのに止まっていました。時針と分針が斜めについていました。文字盤に水平にセットして、順調に動き出しました。
プラ風防もつけて、出来上がり。秒針は、やや短めですが、まあまあの仕上がりです。
ベゼルの縁には、劣化した白いプラスチックのパッキンが入っていました。風防の取り付けは、交換するパッキンは無いので、代わりの充填機能と併せて前回アップしたUVレンジを使って接着しました。塗っている途中で乾いてしまうことを気にすることが無いので、とても使いやすいです。
よく見ると、秒針は前に電池を入れ替えて調整したクォーツと同じもののようです。(左のクォーツと秒針は、全く同じ?)右端は、手巻きのスモールセコンドです。一応稼働していますが、動きが渋いです。分解掃除をしないとならないでしょう。
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