フォト&クラフト工房Gorou's (写真、カメラ、万年筆、腕時計、etc.)

写真、特に沖縄の・・・ カメラ、万年筆、腕時計など蒐集、修理復活などなど・・・写真と物の世界に嵌っています。

ウォーターマン万年筆

2017-01-19 23:42:58 | 万年筆

Whaterman's (MADE IN U.S.A)万年筆のインクサック交換

 久し振りの万年筆、修理を依頼されました。レバーフィラータイプの古い万年筆です。

 1950年代頃?のウォーターマンです。

 

 古い物で首軸と胴軸の継ぎ目にインクがこびり付いていて、長時間お湯に浸けておいて、やっと外れました。
 ゴム製のインクサックがボロボロで、胴軸の中にはカケラがたくさん残っていました。胴軸と首軸を、超音波洗浄機を使ってよく洗浄します。

 電池式のメガネ用の、超音波洗浄器です。水で洗っています。

 

 首軸の径は7mmですが、それよりも細めのインクサックを取り付けます。

 

 

 インクサックを、ボンドを溶剤で薄めて貼り着けます。首軸と胴軸の継ぎ目には、タルカムパウダーを着けて接続します。

 

  タルカムパウダーとは、赤ちゃんの汗も予防などに使うシッカロール、テンカ粉のことです。地元のマツキヨで買いました。使用量はほんの少量なので、こんなに大きなものは必要なかったのですがこれしか無くて、これで500円です。一生使えます。

 

 完成!です。首軸とインクサックを着けた接着剤が乾くのを待って、試し書きをしました。

 

 細字です。非常~に滑らかな書き味です。古いウォーターマンの万年筆なので、ペンポイントの研ぎは、英文字に合わせたもでしょう。横書きの英文字の書き味が特に滑らかなように感じます。
(ウォーターマンのスペル間違えました。正しくは、”Whaterman’s”です。)

 

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オメガ・シーマスターの修理

2017-01-16 01:56:52 | 腕時計

オメガ・シーマスター(自動巻き)デイの修理

 オメガ・シーマスター日付付自動巻きです。不動です。振っても秒針は、ピクリ・・・ともしません。

  以前に時計屋さんに修理に出したそうなのですが、「ムーブメントがオメガではない。」と返されたそうです。確かに、ムーブメントと文字盤が両面テープ!で接着されていました。

 

 オメガ・シーマスターは防水強度を上げるため、裏蓋はありません。裏蓋なしでケースは削り出しで作られています。分解するには、表のベゼルを外して巻き芯を抜き、ムーブメントを取り出します。
 なのに裏蓋を外そうとケースの裏に孔を開けたようです。

 酷い!ことをするものです。防水性もヘッタクレもありません。

 

 反対側の縁も、ボコボコに孔が開けられています。おそらく大きなカニ目、スクリュータイプの裏蓋を外す蓋開け器を使って開けようとしたようです。酷い!ひど過ぎる!
 時計屋さんの診断では、「文字盤とケースはオメガだけれど、ムーブメントはオメガではない。」との事のようです。
 そんな事って、あるのだろうか・・・

 取りあえずクリーニングをすると、何とか動き出しました。オイルが固まっていたようです。でも、動きが心もとないので、完全に分解掃除をしなければならない・・・かもしれません。

 取りあえず(が多いです・・・)秒針を付けて、平置きで様子を見ることにします。一応、動いてます。

 

 ケースに孔が開けられた跡があるのを発見してビックリした・・・と言うことで今日はここまでとします。

 

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2017年1月10日の日没と富士山

2017-01-10 18:29:40 | 日記

2017年1月10日の日没と富士山

 先日、確か正月の5日だったと思いますが、風が強く雲が飛ばされ空気もきれいで、日没の一瞬まで太陽がはっきり見えている時でした。利根川左岸の堤防から双眼鏡で日没を見ていたのですが、一瞬視界が緑色に輝きました。グリーンフラッシュです。知ってはいたのですが、見るのは初めてでした。
 それを写真に撮ろうと狙っているのですが、なかなか現れてくれません。

 今日1月10日は、比較的条件がよさそうだったのですが、出ませんでした。

 2017年1月10日16時42~44分日没までの連続写真です。富士山の裾に没しています。たぶん冬至の頃は、ちょうど富士山に沈んだのかもしれません。

 

 少し雲がかかっているようです。空気も汚れていて、条件は良くありません。
富士山の右側がやや暗く見えているのは、影富士の現象です。

 

空のグラディエーションがキレイです。青から緑、黄色、オレンジと変化していて、太陽光が空の塵に反射して、鮮やかではありませんが虹色になっています。

 

 

ほとんど沈んでしまいました。グリーンフラシュは見られませんでした。
白く見えているのは、雲がかかっているようです。

 

 

 大した写真じゃなくて、すみません。やはりお正月で空気のきれいな時にしか見られないのでしょう。しかも一瞬なので、連続シャッターを切っていないと撮れないと思います。撮影は、難しいでしょう。

 -追伸-

 この冬一番の寒波襲来で空気が澄んで、絶好のグリーンフラッシュ撮影条件なので昨日の今日、に引き続き、富士山に沈む夕日を狙ってみました。
 でも・・・ダメ・・・でした。一瞬、緑色に光ったように見えたのですが。

富士山の右側が影富士で、少し暗くなっています。
因みに影富士は、空気中にチリが多くあったほうが見られます。

このあたりで、見られるはずなのですが・・・

 完全に、没してしまいました。グリーンの光は見られませんでした。アッという間の日没です。地球の自転速度を実感します。
 グリーンフラッシュは、水平線に沈む太陽でよく見られるようです。私が見たのは、利根川の堤防上から双眼鏡で見ていた時でした。写真は、自宅のベランダからの映像で、位置がよくないのかもしれません。改めて、堤防上かトライしてみようと思います。

 撮影は、Nikon D40X にNIKKOR-Q f=135mm 1:3.5 で撮りました。35mm換算で約190mmになります。写真は、ノートリミングです。

 

 

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刷毛目絵唐津徳利と平杯

2017-01-06 20:16:09 | 日記

新年あけまして、おめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

新年一月一日ではなく二日の富士山に沈む夕日です。元旦の夕方は、飲んだくれてました。

身内の飼い猫の、アビシニアンです。猫もお正月は、のんびり寛いでいます。

 我が家のお正月、お節料理です。

 で、地元図書館で借りてきた「骨董屋の非売品」(勝見充男著)に、平杯で冷酒を飲む・・・、件があって、以前にもご紹介したと思いますが瀬戸?の平杯と、気に入っている刷毛目の絵唐津の徳利です。
 絵唐津は伊万里などに比べると、かなり地味な陶器ですが、素朴ながら繊細な絵付けは大変洗練されたものだと思います。

 漆のお盆は、骨董市で手に入れました。お酒は、猪苗代の稲川酒造店「七重郎」無濾過純米大吟醸です。
 福島県は酒処で会津や喜多方の酒、会津ほまれ、栄川、大和川などが有名ですが、猪苗代町にも小さな蔵元の稲川酒造店があります。とても美味しいお酒を造っています。
 この七重郎も麹の香りと濃厚でしかもスッキリとしたうま味は、素晴らしい!の一言です。

 瀬戸だと思います。平杯です。見込みに織部のような灰釉が飛んで、濃い緑色の垂れがあります。とても良い景色です。

 平杯でお酒を飲むと、お酒の香りの溶け込んだ空気も一緒に頂けて、大変結構なものです。

 

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