Whaterman's (MADE IN U.S.A)万年筆のインクサック交換
久し振りの万年筆、修理を依頼されました。レバーフィラータイプの古い万年筆です。
1950年代頃?のウォーターマンです。
古い物で首軸と胴軸の継ぎ目にインクがこびり付いていて、長時間お湯に浸けておいて、やっと外れました。
ゴム製のインクサックがボロボロで、胴軸の中にはカケラがたくさん残っていました。胴軸と首軸を、超音波洗浄機を使ってよく洗浄します。
電池式のメガネ用の、超音波洗浄器です。水で洗っています。
首軸の径は7mmですが、それよりも細めのインクサックを取り付けます。
インクサックを、ボンドを溶剤で薄めて貼り着けます。首軸と胴軸の継ぎ目には、タルカムパウダーを着けて接続します。
タルカムパウダーとは、赤ちゃんの汗も予防などに使うシッカロール、テンカ粉のことです。地元のマツキヨで買いました。使用量はほんの少量なので、こんなに大きなものは必要なかったのですがこれしか無くて、これで500円です。一生使えます。
完成!です。首軸とインクサックを着けた接着剤が乾くのを待って、試し書きをしました。
細字です。非常~に滑らかな書き味です。古いウォーターマンの万年筆なので、ペンポイントの研ぎは、英文字に合わせたもでしょう。横書きの英文字の書き味が特に滑らかなように感じます。
(ウォーターマンのスペル間違えました。正しくは、”Whaterman’s”です。)
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