グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

ぐんま昆虫の森 ~賑やかな春~

2009年05月04日 21時05分15秒 | ぐんま昆虫の森
昨日、新里のサクラソウ群落の後に向かったのは
ぐんま昆虫の森



冬から早春には、お客さんが少なく静かでしたが、昨日の園内は久しぶりに虫を追いかけ回す子供たちの歓声でいっぱいでした(^^)
フィールドで目に付く虫の種類も数もどんどん増えてきました。春の山の形容で「山笑う」という言葉がありますが、「虫笑う」季節って感じです。

ベニシジミ


翅がだいぶ傷んでいますが、ツバメシジミ


クロアゲハ

ゴージャスな外見の種類が多いアゲハの仲間の中では一番地味ですかねぇ(^^;) 食草はミカン類、カラタチ、カラスザンショウなど。

コジャノメ

雑木林の中でたくさん見ました。一見地味ですが、よく見るとシックな美しい蝶ですよね。ね、ね。
ヒメジャノメに似ていますが、後翅の小さな目玉模様の数で区別できます。

シオヤトンボ

シオカラトンボにそっくりですが、ちょっと太った感じなのと腹部先端部が黒くありません。(シオカラトンボは腹部の先が黒い)

ニホンカワトンボ

今年初めてのニホンカワトンボに会えました(^^)
カワトンボの仲間は美しいですね。トンボに中でも特に好きです。

アジアイトトンボ

よく見かける小さなイトトンボ。水面をフワフワと飛ぶイトトンボの仲間には、他のトンボやヤンマのスピード感のある飛翔とはまた違った魅力を感じます。

アオモンイトトンボとアジアイトトンボ、どう違う?/ いきもの通信

水辺ではこの他にもクロスジギンヤンマやシオカラトンボも見られました。

草の間にはキリギリスの仲間の幼虫


樹皮の間には、ヨコヅナサシガメ
成虫


幼虫


横綱という立派な名前ですが、中国原産の外来種。1928年に九州で初めて発見されました。1990年代に生息域が急速に拡大し、関東地方では珍しい種類ではなくなりました。
素手で掴むと針のような口で刺されるおそれがあります。触らない方がよいです。もっともエイリアンのような気味の悪い姿ですので、素手で触ろうと思う人は少ないでしょうが・・・

クサフジ


キンラン

雑木林で金色に輝く“ミス雑木林”ですね。



シャガ


ヤマオダマキ

園芸品種のオダマキは本種ではなく、ミヤマオダマキを品種改良したものだそうです。

下から覗いてみました。


ハナニガナ

秋に咲くヤクシソウに似ていますね。

サワフタギの花

漢字書くと「沢蓋木」。沢に蓋をするように茂るという意味だそうです。

ミヤマウグイスカグラの実

花が早いので、もう赤い実がなっていました。美味しそうですねぇ(^^)
でも、ウグイスはこの時期は虫が主食なので、この実は食べないでしょうね。 

フィールドを一回りした後は、生態温室で亜熱帯の蝶としばし戯れました。
コノハチョウ


オオゴマダラ


日本最大のチョウは飛翔姿も迫力満点です


ぐんま昆虫の森