グッドぐんま 2

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千葉県流山市の赤城山&赤城神社

2009年08月19日 22時27分13秒 | 歴史
流山市は千葉県の北西部にある人口約15万3千人の市。
市の西境には江戸川が南北に流れています。

群馬県内の市町村とは特に姉妹都市関係もなく、群馬とは一見、なんのつながりもないように思えます。
しか~し、流山市と群馬県には意外な接点があったのです。

それは、群馬のシンボル赤城山。
流山市にも赤城山が存在していたのです!

流山市の赤城山は江戸川のすぐ横にあるこんもりとした小さな山。標高は15m。(ちなみに赤城山最高峰の黒檜山は標高1,828m)

写真の手前は江戸川河川敷

赤城山と言えば、赤城神社。赤城神社の末社は群馬県内に118社、県外に73社、合計191社(合併や廃社による減少分を含めると、334社)にのぼりますが、なんと、流山市の赤城山にも赤城神社が鎮座されております!


群馬県外でベイシアヤマダ電機を見かけると、なんとなく嬉しくなってしまいますが、千葉県で赤城神社を目の前にすると、その何百倍も嬉しいですねぇ (^^)



立派なしめ縄




流山市の赤城山は、昔々、大洪水で赤城山の崩れた土塊が流れ着いたものという話が伝わっています。山が流れ着いたことから、流山という地名になったということです。
また、一説には、ここに赤城山のお札が流れ着いたとも言われています。



実際に山が流れてくるなんてことがあり得るのでしょうか?

赤城山周辺には、実際に赤城山がつくった「流れ山地形」が残っています。
渋川市や前橋市、伊勢崎市などに点在する孤立丘群がそうです。
橘山、箱田山、十二山などは約20万年前に赤城山が大噴火を起こし、山頂部が吹き飛んだときに発生した岩屑雪崩が赤城の斜面を利根川まで流れ下り堆積してできた山(流れ山)です。

さすがに、赤城山から直線距離で約100㎞も離れた流山市まで、岩屑雪崩が到達したとは考えられませんが、大きな岩の一つくらいは洪水でここまで転がってくる可能性も否定できないと思います。(てか、思いたい・・・)
さらに、流山のこの地まで転がってきた岩を、なぜ、ここの人たちは赤城山からのものだと考えたのでしょうか?
昔、この地に住んでいた人たちは赤城山と何か深いつながりのある人たちだったのではないでしょうか。

わくわくする歴史ミステリーです (^^)


赤城神社 Wikipedia

赤城神社 (流山市) Wikipedia

赤城神社 大しめ縄行事 流山市

赤城神社 前橋まるごとガイド

ウェブ紙芝居【赤城山の成り立ち】 群馬大学教育学部早川由紀夫研究室