グッドぐんま 2

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イマドキの野生動物

2012年12月21日 22時20分31秒 | 
最近、田舎ではイノシシやシカが出没して大変だって言っているけど、それは山の自然が破壊されて、すみかを追われた動物たちが仕方なく人里に出てきているのだと思っている人たちに読んで欲しい本

人間なんて怖くない 写真ルポ イマドキの野生動物  宮崎学

【プロローグより】
イマドキの野生動物は、本当に人をナメている。昔だったら考えられないぐらい、堂々と人里に出てくるし、人を見ても怖がらなくなった。いったいなぜ、動物たちはこれほど大胆な行動をとるようになったのか。じつはこうした「イマドキの動物」をつくりだしているのは、何を隠そう、われわれ自身、つまりイマドキの人間たちなのだ。


生息地の破壊や分断化、乱獲などの影響により、絶滅が心配される動物がいる一方で、
シカやカモシカ、サル、クマなどは分布域を拡大しており、アライグマやハクビシンなどの外来生物も増加中です。
それに伴ってこれらの野生動物による農作物への被害が増加し、人間との間で軋轢が称しています。

農林水産省によれば、平成22年の野生鳥獣による農作物被害は、全国で239億円以上。群馬県だけでも平成23年度の被害額は5億6千万円にのぼります。
さらにクマやシカによる林業被害がこれに加わり、野生鳥獣被害対策は地方の大きな課題の一つになっています。

日本の人口は今後減少していき、中山間地域の過疎化は加速していきます。ヒトと動物は折り合いをつけて共存していくことは可能なのでしょうか?
鳥獣被害の問題を農林水産業だけの問題と捉えていては、解決は難しいと思います。


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