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ヤリタナゴ観察会(藤岡市)

2015年05月24日 20時17分43秒 | 自然観察
今日は藤岡市下戸塚で開催された「ヤリタナゴ観察会」へ




群馬県にはかつて、ミヤコタナゴ、ゼニタナゴ、タナゴ、アカヒレタビラ、ヤリタナゴの5種類の在来タナゴ類が生息していましたが、現在ではヤリタナゴ以外はすべて県内から姿を消してしまいました。
県内に唯一生息しているヤリタナゴも、生息地は藤岡市の一部分に限られています。
藤岡市ではヤリタナゴを市の天然記念物に指定し、地域住民の方々を中心に保護活動が行われています。


観察会には家族連れなど、100名ほどが集まりました。


開会式の後、ヤリタナゴが棲む水路で、魚採り。


ヤリタナゴ、ホトケドショウ、マツカサガイは市の天然記念物に指定されていますので、採捕が禁止されていますが、特別の許可を得て、今日だけは貴重な魚たちを実際に捕獲して観察することができます。






魚とり体験の後は、水産試験場の研究員による、ヤリタナゴの人工採卵実演。


水産試験場では、貴重な藤岡市のヤリタナゴを継代飼育し、保存しています。


ヤリタナゴの卵は、こんな面白い形をしています。


捕獲されたヤリタナゴは、観察会終了後、生息地に戻されました。



ヤリタナゴと仲間たち 藤岡市教育委員会