早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

移住先候補としての屋久島

2018-02-13 | 移住
昨年早期リタイアして開放感を味わっていたのですが、早くも3日目にこのまま開放感を味わっているだけでは廃人になっちゃうんじゃないかという不安がよぎりました。そこで、、、混んでいそうで今まで二の足を踏んでいた屋久島に行ってみることにしました。平日なので一週間後の計画でも飛行機も宿も難なく取れました。なんて素晴らしい!自由人万歳!

屋久島は東京からの直行便がなく、なんだかとてつもなく行きづらいところ、という気がしてたのだけど、行ってみればそんなに遠くありませんでした。行ってしまった今となっては、東京からの直行便なんてないほうがいいなあ、と思ったりもします。ちょっと行きづらいくらいの方が、屋久島の価値が上がるような気がするのです。屋久島の観光局にとっては、いや、東京からもっと来てほしいよ、というのが本音かもしれませんが。。。

実は、屋久島は移住先の候補地の一つとして物件をウォッチしていましたが、暑いのが嫌いなのと年に366日雨、というのを聞いて優先順位を下げていました。そんな私が選んだこの旅では多くの移住者に出会うことができました。1日3組限定の宿 鹿鳴庵のご夫婦は大阪から早期リタイアで移住された方で「人生の楽園」にも出演されたのだそう。そこで紹介されたマッサージ店のご夫婦も東海から移住してこられたとのこと。マッサージの予約が入らない時、ご主人は前の海で釣りをなさっているそうです。釣り好きにはたまらないシチュエーションでしょうね。縄文杉のトレッキングツアーのガイドさんも福岡と北海道からの移住者。12時間のトレッキングですので、歩きながら屋久島に移住するするに至った経緯をじっくりお聞きすることができました。この神がかった島は何か惹きつけるものがあるのだと思います。
ふらっと入った飲み屋で隣に座った神奈川からの一人旅の女性と、飲みながらしばし世間話をするこんなひと時もまた心地よいです。縄文杉トレッキングの翌日はレンタカーを借りて島を一周したのですが、ところどころに如何にも移住者が経営しているようなちょっとこじゃれた小さなお店があったりしました。そこに一日何組のお客様がやってくるのかは疑問ですが、彼らにとってそんなのどうでもいいのだと思います。

この島はリタイア後というよりも、若い人たちがネイチャーガイドの仕事(山の仕事、と言っていました)をしたり、海を見ながら観光客向けのお店を経営する、という形で移住するのが多いのも特徴なのかもしれません。そして、海を渡ってくるくらいなので何か思いのある若者が多いような気がします。・・・褒めすぎ?

ただ、島に降り立った7月上旬は梅雨末期で最高に蒸し暑くて、私自身はさすがに今現在ここに移住したいな、とは思えませんでした。違う季節に来たら、もっと印象は違ったのかもしれませんが・・。歳をとって寒いよりも暖かいほうがいいなあ、と思ったら、この屋久島が次の住処の候補になるのかもしれません。