早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

平屋へのこだわり

2018-02-03 | 家づくり
3回建てないと満足のいく家は建てられない、とか聞いたことがありますが、確かに住んでみないとわからないことって多いです。東京の家は、都会によくある狭小地の3階建。狭小地といっても、建築基準法の枠いっぱいにできる限りの思いは詰め込んだので、まあまあ住みやすいいい家だと自負しています。ただ、困るのはぎっくり腰になった時の階段昇降。これだけはつらいです。元気な時は階段なんてスイスイですが、弱って初めてわかるんですね。

ということで、歳をとったら絶対平屋、というこだわりがありました。
ただ、知らなかったのは平屋は高い!ということ。2階建てとか3階建てって作るの大変だからそのほうが高いのかと思っていたら、基礎と屋根がたっぷりある平屋の方が全然高いんです。この歳になって初めて知りました。
最初相談した工務店の方は我々の予算だと平屋はちょっと厳しいかもしれませんね~と。でも、ちゃんと拾う神はいました。次の日に土地を案内してくれた不動産会社の方が平屋でも行けるかもしれません、と規格型住宅というのを紹介してくれたのです。

紹介された「covaco」は震災復興のために生まれた平屋住宅を一般向けに規格化したもので無駄がなく工期も短くコストダウンができる、なのにカッコいいのです。自分たちで平屋をデザインしたら、東京と同じような雰囲気の平屋ができてしまったのではないか、と思いますが、covacoは規格化されている分、我々がデザインする部分がなく、だからかっこいいのです。もちろん、同じような家が日本中にいくつもあるんでしょうが、それでもカッコいい。自分たちでデザインできないとはいえ、東京の家で「ああすればよかった」と思ったことを実現するくらいの工夫はできるのです。

御代田という町とこの規格型住宅covacoとの出会いで、今回の移住計画は自分たち自身の予想を遥かに超えたスピードで進んでしまい、1か月後には土地の契約、2か月後には地鎮祭をやっていました。なんとなく5年か10年先くらいかなあと思って移住が、1年先になってしまったのです。

参考:http://www.freeq.jp/WORKS/COVACO.html