早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

浅間の民話 でいらんぼう

2018-06-05 | 信州
先日、軽井沢から小諸に抜ける1000メートル道路をジョギングしていたところ、追分調整池の入り口にこんなものがありました。



でいらんぼう、って聞いたことないけど、浅間の民話らしいので、これは知っておいて損はない?(笑)とネットで検索してみたところ、まんが日本昔ばなしのデータベースでヒットしました。

http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=423

あらすじはこんな感じです。

昔、浅間山のあたりに、「でいだらぼっちでいらん坊」という大男がいました。
●碓氷峠に腰かけて昼寝をしているところを猪に邪魔されたので、猪汁にして食べようとしたらこぼしてしまい、このあたりでは今も猪汁の塩辛い水が噴き出すようになった。
●浅間山が大きくなるのを見て、八ヶ岳も大きくしようと八ヶ岳の上に土をかき集めて乗せたら、八ヶ岳が重いと言ったので怒って八ヶ岳の上に乗せた土を崩してしまった。八ヶ岳の頭はこの時に凸凹になった。
●蓼科山(八ヶ岳の妹)が「お兄さんがかわいそう」と泣き出したので、脅かして泣き止ませようとし蓼科山を持ち上げたが、これが意外に重くて足がめり込み、その足跡が「双子池」になった

と、ここまで聞くと、ただのわがままなやんちゃ坊主か、と思うのですが、続きがあって

●増えすぎた人間の食べ物をめぐる争いがうるさいのに参り、湖沼を埋め立てて新しい土地(佐久平と塩田平)を作ってあげ、その豊かな土地に作物を植えて生活できるようになったので、でいらん坊のことを「大きいぼっちゃ」と言って崇めるようになった

ふむ。まあ、いいこともしたのかな、と思いますが、うるさいのに参っただけで、これまでいたずらばっかりしていたのが最後に少しだけいいことをしたことで褒められたって感じですね。

本当にこのエリアでいい話として語り継がれているのか、今度地元の人に聞いてみることにします。