早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

特定外来生物って・・・

2018-06-12 | 野鳥・生き物

コスモスに似たこの花、オオキンケイギクは特定外来生物に指定されています。

環境省によると・・・「特定外来生物とは、外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます」とあるのですが、道端に咲くこの花、防除するのは気が引けます。
元々「wild flower」等の名称で種子が輸入されたり苗が流通し、強健で冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどの理由で道路の法面緑化等に大量に使用されるようになったのが、現在は外来生物法により輸入や流通が規制されているとのこと。

法面緑化に役に立っていたはずのオオキンケイギク、結局は繁殖力が強く在来の野草を駆逐してしまうので「特定外来生物」に指定されたようですが、人間って勝手だなあと思います。そして、本当に駆除する気があるのかどうかを疑問に思った例としては、町の広報に「このオオキンケイギクを見つけたらみんなで駆除ましょう、抜いて可燃ごみの袋に入れて捨ててください」と記載されていたこと。この可燃ごみの袋って有料なんですよね。キレイに咲いていて、パッと見、悪さをするとは思えないものを抜いて、そして、有料の袋に入れてゴミの集積所まで捨てに行く。やらないんじゃないでしょうか。

意識が低いと言われればそこまでですが、こういう場合、せめて有料ではない袋でOKでしょう。ネットで見ていると長野だけではなく日本全国で取り組んではいるようですが、なかなかなくならないのはオオキンケイギクの繁殖力か?中途半端な行政のせいか?意識の低い国民のせいか?さて何が一番の理由なのでしょうね。

野草を見る機会も増えた今日この頃、この花だけではなく、もっと興味を持って観察していきたいと思います。もちろん、行政の動きも要観察。