フランスからカキが消える?
フランスのカキが全滅の危機にあるそうだ。
フランスのカキの養殖は60年代から太平洋産のカキで始まった。
それがここ3年、まだ幼いカキの9割がダメになってしまっている例もある。
原因はウイルスと言われている。ウイルスに強い日本のカキに変える案もあるそうだ。
ってことはフランスに行って、わーい、フランスのカキだ~と食べたら日本産という日本人にとっては京都などの観光地でお土産を買ったら「生産地 中国」となっていたと言うようなことが起こる可能性がある。
それより何より大事なのは、カキがウイルスにやられることだ。
ウイルス自体は太古から存在してるもので何故今になって?の謎が残るわけだ。
カキって哺乳類に効くワクチンが使えないんですって。だから解決法がないってことになる。
唯一可能性として考えられるのは、通常は4年かかって出荷するカキを1年早めに出荷できるように品種改良したことが原因じゃないかと言われている。品種のカキがウイルスに極端に弱いかもしれないのだ。
カキの時期は冬なんだけど、夏でも食べられるようにしようとしたことがあだになっている可能性がある。それで時期を迎える冬すらも食べられなくなるのは本末転倒でしかない。
モロッコやアイスランドにも被害が出ているらしいから、カキ養殖業者には深刻な問題だ。
秋には専門家の調査結果が出るらしいが、今は、解決方法が見つかることを願うしかないんだろう。
『まやかし嬢』
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