懐かしのアメリカドラマ「奥様は魔女」

2012-11-12 21:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 海外ドラマの「奥さまは魔女」

 子どもの頃、見た~。

 改めてCSって凄いのね~。今まで途中からの放送などは見たことはあったけど、第1回目は見たことがなかった。どういう始まりだったんだろうって思ってたけど、意外とあっさりした始まりだった。

 本来は、白黒版からスタートしたけど、今は技術の進歩でカラーになってます。


 ダーリン役の役者さんって変わってるんだ。全然記憶がない。見てないのかもしれない。

 それにエリザベスって瞳が緑なんだ。青い瞳というのはあるけど、緑の瞳って見たことない。

 これは凄いびっくり。

 猫ではあるけど、人でもあるんだ…という変な感想です。


 やはりアメリカは凄い。


 よく日本のドラマでも撮影のとき、幼い子役は双子を使うと言いますが、このドラマも、サマンサとダーリンの子ども、タバサとアダムも双子だったようです。

 その時々で機嫌のいい子を使って撮影をしていたそうです。

 しかもタバサが誕生したのも、主演のエリザベス・モンゴメリーがこの番組プロデューサーかなにかと結婚し、妊娠したから、ドラマ自体を子どもができたという設定にしたらしいです。

 それくらい、こんなにヒットすると思われていなかった作品なんですね。

 でも、見ていて「あれ?」と思ったんですが、突然同じ…例えばダーリンが喋っていても声が変わる。そしてすぐに元に戻る。え?なにこれ?なんの説明のないし…と思っていたら、当時はOKな台詞でも時代的に差別用語に繋がるものを今は替えているそうです。だからそういう台詞の箇所だけのちにとり直し、同じ声優さんが演じられないと全く違う人の声が突然入ってくるということのようです。

 当時のまま、CDプレゼントしてます、なんて所は切ってしまえばいいのにしないで「現在は募集していません」と出すものもあるし、オリジナルを尊重して不適切な表現もそのまま放送しますと但し書きを出すものもありますが、やはり契約上の問題で、この部分はカットしますと突然画面が砂嵐(音はドラマの笑い等がそのまま流れてます、あくまで画面だけ)ケースバイケースですね。

 時代でいいものもダメになりますからね。

 これくらいだったら平気だと思うけど、今は


 スレンダーな長身の美女


 という表現も昭和3,40年は

 
 空まで届きそうな大女(おおおんな)


 と身も蓋もない表現してます。
 でも、当時の日本語としてはそれしかなかったんですよね。



 アメリカの家庭生活を見られるこのドラマは憧れだったな。

 それの第1回目が見られるなんて、たまたまなんだけど、とっても幸せ。


 ありがとう、CS。

 すでに出演者のほとんどはもうこの世の人で亡くなっている。でもドラマは永遠に人の心に残っている。



 でもエリザベス・モンゴメリーはこれが当たり役過ぎて、そのあとずい分苦労をしたらしいですね。


 それでも女優人生を築き上げた。エリザベス自体が俳優の子だったから、根性が違ったのかもしれない。

 今見るとあっさりしたドラマという気もするけど、懐かしい、海外を知るきっかけになった私の幼い日の1本です。

「おい、小池!」ポスターとキャッチのマッチング

2012-11-12 18:00:00 | ニュース
 事件自体は悲惨なものだ。

 2001年に徳島市で父子殺害をした犯人として指名手配されていた小池俊一容疑者が、捜査のかいもなく、病死した。

 このニュースは発覚当時、報道されたので、ご記憶だろう。


 このポスターを巡って今、新たなニュースがわいている。


 ポスターを作ったのは、美術評論家の樋口ヒロユキ氏によると、グラフィックデザイナーの松井桂三だという。

 松井氏はアップル製品の白いパッケージの基本を作った人物だそうだ。
 まさにアップルのイメージを作った人物だったという。


 驚きの声があがり松井氏のブログも驚きのコメントが寄せられているようだ。


 思わぬ所で思わぬ人が活動しているものである。



 しかし、それと同時に、このポスターを印象付けたのは「おい、小池!」のキャッチだ。

 この事件を追っていたのは、秋山博康警部という方だそうだが、ニックネームが「リーゼント刑事」というらしい。

 実際、そんなニックネームがつくんだ…と妙な所で感心した。


 しかし、情報が寄せられない。当時、同時期に他に大きな事件が起き、それに人が割られたことが大きな要因だったとも言われる。

 判らないまま月日が過ぎる。このままでは人の記憶から消えてしまうと思い、このポスターの製作になったそうだ。


 インパクトでは、最高のものだ。


 当時焼死させたということで、「人を殺して焼いた顔」というのもあったそうだが、それでは、この顔にピンときたら110番とあまり変わらない。

 おい、小池!

 だったから、人々の関心を再び呼び覚まし、200件を越える情報提供が再び寄せられた。



 まさに執念のポスター制作だった。


 事件は容疑者病死で終わってしまったが、こうして、凶悪犯を追う人々がいる。


 今は被害者の方のご冥福、その遺族の方々の心を思うことしかできない。


 その努力があったことは記憶に留めておきたい。
 

 

フィリピンで英語を学ぼう

2012-11-12 13:00:00 | ニュース
 今、英語を学ぶためフィリピンに留学する人が増えているそうだ。

 世界で3番目に英語を話す国だそうだ。

 アジアというのが意外だ。


 コストも安いし、欧州からの留学生もいるという。

 かなり本格的だ。



 問題があるとすれば、現地の言葉、タガログ語と区別がつかないというか、訛りが入ってしまうらしく、現地の喋ることができる人でも、その区別がつかないそうだ。


 フィリピンで英語を覚えたら、どこで覚えたか特徴で判ってしまうかも?


 もうフィリピンが好きかどうかですね。

 近いから日本人はいいかもしれない。


 もし忘れるとすれば、私はアメリカかイギリスに行きますけどね。


 覚える気、ないけど。

 
 イギリスはやっぱり行かない。

 食べ物が美味しくないし、食べることにこだわらないから。美味しいマフィンは魅力的かな。

 それと近郊の国に遊びに行く目的付きならいいかもしれない。


 意味、ないじゃん。


 どうせならフランス語が覚えたい。

 最近、映画などに触れたせいか、挨拶程度なら理解できるようになってきたわよ~~。

 聞き覚えって効果あるのかな。



 それ以外は全くダメだけど。


 行くならフランスに留学します。



 と、最後は話がズレました。

映画「大いなる遺産」

2012-11-12 07:59:57 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 これは19世紀の文豪、チャールズ・ディケンズ氏による名作である。

 97年の映画化だ。

 ディケンズの作品では、少年フィンが逃げ出した死刑囚を助けることにより彼の遺産を相続することで…それが不正な金であっても…貧乏から脱却し、絵画の世界で成功していく。

 しかし、愛に報われることはない…。

 当時の時代背景を移しけして明るいハッピーエンドではない。
 が、私には何か響くものがあったらしい、映画館までめったに足を運ぶことがなかった私を動かした作品だ。


 映画では、フロリダで姉のマギーとその相手ジョーの漁師の生業に育てられているフィン・ベルが州1の富豪。ディンズムア夫人に気にいられ、1週間に1度、ダンスと話し相手をしてほしいと頼まれる。

 絵を描くことでしか孤独を埋められなかったフィンが、ディンズムア家を訪ねることで、その報酬を受け取り、彼女の姪である、同年代の美しくプライドの高いエステラに出会うことで一片の光が当たる。

 10歳の少年は、ディンズムア夫人は、結婚式当日に夫になる人物に捨てられ、それからイカれてしまったと聞かされていた。

 初めて会った夫人は、挨拶もそこそこに自分の胸にフィンの手を置き、ここにあるのは何?と尋ねる。心臓と答えるフィンに「ハートよ、壊れたハート」と答える。

 その夫人に怯えながら、エステラに惹かれていく。

 広大な屋敷は荒れ果て、今もまだ彼女の心は癒されていないようだ。

 少女・エステラに淡い恋心を抱く。彼女は家の中にある小さな噴水から水を飲む。
 「飲んでみれば?独じゃないわ」
 誘われるまま唇を水につけるとその水を飲もうと唇を近づけるエステラの唇と合わさる。


 ある日、姉・マギーは彼を置き失踪する。残ったジョーが彼を育ててくれた。

 10歳の少年は高校を卒業するまで夫人の家に通い、エステラとも仲良く過ごす。
 誘われたパーティーで相手を勤めてくれというエステラのため、当日パーティー会場に向かうが、名前がないと拒絶される。
 そこに現れたエステラが「私を連れ出して」と現れ、初めてフィンの家に行く。

 2人きりの家の中。
 ミニドレスのエステラはそっとフィンの手をスカートの中に導き、自分の秘部に下着の上から手を誘う。


 結ばれるかと思う途端、エステラは、さっさと帰っていく。フィンが止めるのも聞かず。

 それがエステラのさよならの挨拶だった。

 翌日、夫人の家を訪ねると、エステラは、スイスとパリの学校に旅立ったと聞かされる。



 絵を描くこともエステラに似合う男になることも馬鹿らしくなったフィンは、漁に出る。夢は捨てていた。


 8年の月日が経ったとき、1人のラスク(? イタリア語で〈蜘蛛〉の意味を持つ)弁護士が訪ねてくる。君に遺産をあげたいという人物がある。NYで画商が君を待っている。個展を開いてくれる。
 
 フィンは、自分を援助してくれるのは夫人だと思っている。エステラもNYにいると聞き、彼の心は決まる。

 フィンは夫人を訪ねる。このとき、彼女は26年前に自分を結婚式当時に捨てた男のことを口にする。そして心を砕いた男に復讐したい。
 42歳だという夫人は80歳を越える老婆に見えた。彼女の心の闇は晴れることがなかったのだ。


 NYで再会したエステラはすっかり大人の女になっていた。そしてある日また彼のアパートを不意に訪ね、彼女の前で全裸になる。

 彼は狂ったようにペンをとり、エステラの絵を描く。個展に出させる絵を描かすためエステラが仕組んだ。そして、また、あっけなく去っていく。

 ウォルターという彼も知る男が訪ねてくる。
 崖っぷちだという、エステラにプロポーズすべきかどうか迷っている。フィンの心は揺れる。止めてほしいんだ、そう思う中、キャンセルが出て突然彼の個展が10週間後に決まる。

 弁護士に蛙を王子様にする気か…と悪態をつきながら、彼は成功への階段を上ろうと決意する。


 開かれる個展。盛況だ。一気に彼はアーティストとしてスターダムにのし上がる。

 エステラを訪ねるが、そこにいたのは、ディンズムア夫人だった。そこは夫人の育った家だった。

 おめでたいと口にする夫人に、自分の個展のことかと聞くとエステラとウォルターの結婚だという。今日がそうだった。


 いつか、太陽は怖いものと言われ怯えて育った少女時代のことを話したエステラがいた。
 夫人はエステラを使い自分の復讐を果たそうとしていた。フィンは触媒、フィン、エステラ、夫人は苦しみの三角関係だという。
 ヘビに丸のみされたのがフィンだ。

 フィンは夫人に胸を差し「僕のここにあるのは壊れたハートだ」いつか夫人に言われた言葉を返す。既に90を越えた老婆にしか見えなくなっていた夫人は初めて自分のしたことを後悔したようにフィンに謝るがそれを振り切り、フィンは飛び出す。


 家に帰ると、悪党に追われているから、電話を貸してほしいという初老の男に出会う。フィンは彼を家に招き入れる。


 そして真相を知る。

 彼に援助をし、成功を手に入れ自由にしてくれたのは、いつか助けた死刑囚、アーサー・ラスティングだった。
 マフィアのボスを殺したアーサーは性質の悪い昔の仲間に追われていた。逃がそうとする。アーサーは「パリに行け、あそこは文化の街だ、春のパリ、秋のパリ…」彼を誘った。

 アーサーの終わりは突然訪れた。


 フィンはパリに旅立ち、成功をほしいままにした。


 突然、帰郷した家にはジョーが新しい妻を迎え、子どもまで生まれていた。
 夫人は孤独のまま、世を去っていた。その夫人のより荒廃した屋敷を訪ね、彼はあの日のエステラに会う。

 少女は駆け出す。それを追う。

 風の噂でエステラが離婚をしたと聞いていた。


 少女の行く先に待っていたのはエステラだった…。

 長いときの中で夫人の復讐の道具にされた2人は全てを過去を葬って、再び巡り会う…。



 中で使われる「べサメムーチョ」という曲が好きだ。
 今思うと、この映画がそうさせたのかもしれない。



 愛は人の心を壊し、そして復活もさせる。

 愛こそ、人類の持ち得る最高の魔法だ。