プヨンは宮廷で披露する鳴鼓舞の修練の励んでいた。
しかしいくら仕置きをされてもミョンオルは、鶴の舞が舞えないという。
愛する男、ジョンバンが都へ帰ってしまったせいかと言われるが、ミョンオルは違うという。
ジョンバンは判書として都で自分の仕事を全うしていたが、みなからはミョンオルに袖にされたと思われていた。2人が結ばれたことを気付く者はいなかった。この機に乗じてピョクケツは再びミョンオルを手に入れようと考え出していた。
そんなときミョンオルがムミョンと消える。
駆け落ちしたんじゃないか。いや、都の判書を追っていったのだとそれぞれが口々に言ったが、ミョンオルは山に鶴を観察しに行っていた。
やっとミョンオルの行方を見つけた行首(へんす)ペクムは何をしているかと聞くが、この鶴を見てくれという。
ミョンオルは、ペクムは舞いが難しくて舞えぬならそう言えと迫るが、逆にミョンオルは足も手を何故あんな難しい舞が必要なのかと聞き返す。そして山で見た鶴の動きを真似る。鶴だって人間と一緒だ。雛がさらわれれば慌て、地上に降り立つのも怖い。けれどあの舞譜には鶴のそんな動きがない。傲慢な舞妓が作り上げたクズの舞譜だと切り捨てた。
ペクムは30年かけて師匠と作り上げた舞だ。完璧なものはないが、ミョンオルに言い返せるものはあるはずだと改めて舞ってみて、自分が既に昔のように舞えないことに気づく。
ミョンオルは、初恋のウノの元へ行っていた。あなたより好きな人ができたと別れを告げた。
そこへペクムが現れ、ミョンオルの言う通りだったと言った。
鶴の舞を完璧にしたい、その為にはお前が必要だと迫るが、ミョンオルは、ただ謝ってという。死んだあの人に謝ってくれという。
ペクムは膝を折った。
勝ったわ、あの行首に勝ったというが、あなたの執着心が嫌いだと、そのままその場を立ち去った。
プヨンはメヒャンと作り上げた舞譜を清書に出したが、自分が数日妻になる代わりにもう1つ舞譜を作ってほしいと舞譜作りの男に頼んでいた。
ピョクケツは大きな鉱山を見つけ、王から褒美をもらえることになった。漢妓を側室にしたいという。
ミョンオルを欲しいと申し出た。
プヨン達との宴での対決の前にミョンオルの嫁入りとも言える宴が開かれたが、そこでも大人しくしているミョンオルではない。側室になるくらいだったら自害するという。
ペクムは上手く場を収め、他の妓生(きーせん)に舞いを回せるが、怒りにとらわれたピョクケツはそんな下手な舞は止めて酌をしろと止めてしまう。
ペクムはまだ舞は途中だからと取りなさそうとするが、卑しい舞など見たくないという。
妓生たちはそれぞれ席について酌をするが、じっと立ったままのペクムに、老いた妓生など用はない、さがれと言い、ペクムを怒らせる。
舞はまだ終わっていないと言い、ピョクケツの料理の載った台をひっくり返した。
ミョンオルはさすがに止めに入るが、ペクムの怒りに叶うはずはなかった。
30年かかって作りあげたものを後から着た弟子に否定されたら辛いだろう。まして協力もしてもらえない。行首としては悔しいだろう。
けれど、行首もかたくなにかつて自分も辛い思いをしたことがあると語らないことでミョンオルはペクムの本当の気持ちを理解できない。
それはお互いの不幸だ。
でもあるんだよね。芸術家同士で作品を作ってると芸術家同士にしか判らない作品を作ってしまうってこと。
ペクムの場合もそれだったんだろうね~。
舞いに生命を賭けた女がどんな道をこれから辿るのか…。
しかしいくら仕置きをされてもミョンオルは、鶴の舞が舞えないという。
愛する男、ジョンバンが都へ帰ってしまったせいかと言われるが、ミョンオルは違うという。
ジョンバンは判書として都で自分の仕事を全うしていたが、みなからはミョンオルに袖にされたと思われていた。2人が結ばれたことを気付く者はいなかった。この機に乗じてピョクケツは再びミョンオルを手に入れようと考え出していた。
そんなときミョンオルがムミョンと消える。
駆け落ちしたんじゃないか。いや、都の判書を追っていったのだとそれぞれが口々に言ったが、ミョンオルは山に鶴を観察しに行っていた。
やっとミョンオルの行方を見つけた行首(へんす)ペクムは何をしているかと聞くが、この鶴を見てくれという。
ミョンオルは、ペクムは舞いが難しくて舞えぬならそう言えと迫るが、逆にミョンオルは足も手を何故あんな難しい舞が必要なのかと聞き返す。そして山で見た鶴の動きを真似る。鶴だって人間と一緒だ。雛がさらわれれば慌て、地上に降り立つのも怖い。けれどあの舞譜には鶴のそんな動きがない。傲慢な舞妓が作り上げたクズの舞譜だと切り捨てた。
ペクムは30年かけて師匠と作り上げた舞だ。完璧なものはないが、ミョンオルに言い返せるものはあるはずだと改めて舞ってみて、自分が既に昔のように舞えないことに気づく。
ミョンオルは、初恋のウノの元へ行っていた。あなたより好きな人ができたと別れを告げた。
そこへペクムが現れ、ミョンオルの言う通りだったと言った。
鶴の舞を完璧にしたい、その為にはお前が必要だと迫るが、ミョンオルは、ただ謝ってという。死んだあの人に謝ってくれという。
ペクムは膝を折った。
勝ったわ、あの行首に勝ったというが、あなたの執着心が嫌いだと、そのままその場を立ち去った。
プヨンはメヒャンと作り上げた舞譜を清書に出したが、自分が数日妻になる代わりにもう1つ舞譜を作ってほしいと舞譜作りの男に頼んでいた。
ピョクケツは大きな鉱山を見つけ、王から褒美をもらえることになった。漢妓を側室にしたいという。
ミョンオルを欲しいと申し出た。
プヨン達との宴での対決の前にミョンオルの嫁入りとも言える宴が開かれたが、そこでも大人しくしているミョンオルではない。側室になるくらいだったら自害するという。
ペクムは上手く場を収め、他の妓生(きーせん)に舞いを回せるが、怒りにとらわれたピョクケツはそんな下手な舞は止めて酌をしろと止めてしまう。
ペクムはまだ舞は途中だからと取りなさそうとするが、卑しい舞など見たくないという。
妓生たちはそれぞれ席について酌をするが、じっと立ったままのペクムに、老いた妓生など用はない、さがれと言い、ペクムを怒らせる。
舞はまだ終わっていないと言い、ピョクケツの料理の載った台をひっくり返した。
ミョンオルはさすがに止めに入るが、ペクムの怒りに叶うはずはなかった。
30年かかって作りあげたものを後から着た弟子に否定されたら辛いだろう。まして協力もしてもらえない。行首としては悔しいだろう。
けれど、行首もかたくなにかつて自分も辛い思いをしたことがあると語らないことでミョンオルはペクムの本当の気持ちを理解できない。
それはお互いの不幸だ。
でもあるんだよね。芸術家同士で作品を作ってると芸術家同士にしか判らない作品を作ってしまうってこと。
ペクムの場合もそれだったんだろうね~。
舞いに生命を賭けた女がどんな道をこれから辿るのか…。