大阪水曜ほっと集談会一世です。
それにしても寒いですね。
今年の冬は、厳しいと感じています。
そう言えば、ボーナスも当然のごとく減りました。
財布が寂しいので、より一層感じます。
さて、以前職場で、このような会話がありました。
「私が新入社員の頃一世さんに仕事のことで、厳しく言われて落ち込みました。」
「えーそんなことがあったんや!」
私が深く考えずに言った仕事上のこうしたらと言う、アドバイスがプレッシャーになったというのです。
当時の私の思いがうまく伝わっていなかった事だけは事実でした。
なにぶん、10年前のことであまり覚えていませんが、今はとても仕事ができる優秀なスタッフなのでびっくりしました。
おもわず「悪かったね」と言いました。
本音で言ってもらえるだけでも、ありがたいと思いました。
また娘との子育てに関する会話でも、それに類することが時々ありました。
どれほど適切なアドバイスでも、相手に受け入れる状況や器がなければ、こぼれ落ちてしまう。
適切かどうかは私の主観であり、すべての人に当てはまるわけではない。
それ以来意識的に、見ざる言わざる聞かざるを心がけている私です。
「見ざる言わざる聞かざる」というのは生きる上での3つの叡智を表した言葉と言われています。
両手でそれぞれ、両目、両耳、口をふさいだ3匹の猿に象徴されています。
「三猿(さんえん)」と呼ばれ賢く生きていくための智慧だそうです。
「不見・不聞・不言」の教えとも呼ばれています。
もちろん無関心でいるということではありません。
厄難を避けるなどかなり深い意味があると思いますが、よくわかりません。
人間関係を良好に保つ秘訣だと思いますがこれが、出来るようでなかなか難しい。
特に家族については距離が近く、ついつい余計な事を言ってウザくなる親父の私です。
集談会でも同じことが言えるような気がしています。
どれほどすばらしい体験や理論であっても、その人自らが感じたり学び取ったもの以外は、身につかない。
見ざる言わざる聞かざるの三猿になってから若い友人が出来ました。
また娘との会話が以前より少し増えたような気がする一世です。
2021・12・26 一世