大阪水曜ほっと集談会一世です。
午前5時、あたりはまだ暗いです。
最近ニュースで痛ましい事件や有名なミュージカル女優さんの訃報が報じられました。
心が弱っていると見るだけで辛くなります。
アナと雪の女王を映画館で観ましたが、自己受容と再生の物語だと思いました。
その主役の声と歌に癒されました。
その生声を聴くことはもう出来ません。
鎮魂の思いで好きなフォーレのレクイエムを静かに聴いています。
ところで昨日は、弟の誕生日でした。
生きていれば、55歳になるはずでした。
もう一度彼と酒を飲んで愚痴を言ったりお互いに定年後はゆっくり旅行にでも行きたかった。
4年が過ぎてもその思いに引きずられている私です。
状況は全く違いますが、先日の大阪のクリニック火災で突然愛する家族を失った皆さんの哀しみについて私なりに考えています。
人は皆、不条理と共に生きている。
受けいれたくない事実を、受け入れきれないまま生きている、そのような思いです。
森田博士もまた、鎮魂と共に生きられた人生であったと思う私です。
※今日の森田博士の言葉
私の気持ちを言えば、子供の死は当然悲しい、その悲しみをどうすることもできません。
全的な、絶対の悲しみであって、そこに比較はありません。
その悲しみはどうにも諦められる性質のものではありません。
しかしながら一定の時日を経過する間に、悲しいままに悲しみがなくなり、あきらめられないままに自然にあきらめられるのであります。
2021・12・20 一世
※ 森田正馬・自覚と悟りへの道より