大阪水曜ほっと集談会一世です。
近年、AIの進化が止まりません。
人間の仕事をサポートするはずのAIによって、近い将来仕事を奪われる人々が出てくるとは皮肉なものです。
私が子供の頃に見た手塚治氏がアニメの世界で50年以上前に描かれた人工知能と人類の戦いが既に始まっているようで不気味です。
人工知能にどんな意味づけをするかによって私たちの未来が随分変わる予感がします。
さて今日のテーマは、過去の経験への意味づけについてです。
同じ体験をしてもそれを失敗と考えるのか未来への投資と考えるかによって人生は随分変わったものになります。
アドラー心理学では過去の経験が私たちの何かを決定しているのではなく私たちが過去の経験にどのような意味を与えるかによって自らの生を決定していると考えるようです。
私たちは自分が行った意味づけによって未来を自分で選択し決定しているというのです。
つまり原因論ではなく目的論の考え方です。
森田療法はでも過去は問いません。
過去がどうであれ、今この瞬間を生きるのです。
あるがままというシンプルで、できるだけ自分の理屈や主観を排除してそれを否定したり抗わずにそのままでであることによりやがて感情が変化し流れると説きます。
両者に共通しているのは過去がこうであったから未来もそうであるという固定した考え方を遠ざけたことです。
今心の不安が永遠に続くと悲観されているあなた、本当にそうなのでしょうか?
未来は変えられるそう思いませんか?
2024.11.17 一世