「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

11月19日(火)20時~・11月20日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

ロコ・ソラーレと全国版リモート初心者懇談会!

2023年10月25日 09時32分07秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

冬になると楽しみなことがあります。

カーリングのニュースが増えるのです。

かなり前からロコ・ソラーレの皆さんの大ファンである私です。

カーリングのチーム「ロコ・ソラーレ」とNPO法人生活の発見会が開催している「全国版リモート初心者懇談会」この二つは全く関係がありません。

単純に私が好きな二つのチームの名前です

日の丸を背負う悲壮感など微塵も出さないで、カーリングが楽しくて仕方がないオーラが好きです。

チームワークがよくいつもニコニコしていてお互いをリスペクトしている印象です。

みんなそれぞれ別のチームで挫折体験があり、それをバネに頑張ってきたアスリートです。

とても聡明でインタビューのコメント力も素晴らしいと思います。

何よりもカーリングというスポーツを心から愛していることが伝わってきます。

何事も義務や強迫観念的にやることは長続きしません

私にとっての集談会はロコ・ソラーレの皆さんにとってのカーリングのようなものです。

特に今年の7月に全国版リモート初心者懇談会の火曜日開催を始めてから「チーム力」というものをとても感じるようになりました。

皆さんとても優秀で、寄り添い感に優れた人たちばかりです。

入会の時期や年齢も職業も全く違いますが、お互いをリスペクトしあえる人たちだと思います。

楽しいからやる!

余暇活動の基本はこれではないでしょうか。

今後火曜日担当のチーム名を公募したいと思います。

11月は7日の火曜日19:30~21:30開催です。

全国の会員・未会員を問わず森田療法に関心のある方はどなたでも参加できます。

下記をクリックしてください。



2023.10.25 一世

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過剰に適応しすぎていませんか?

2023年10月24日 00時22分58秒 | コラム 


大坂水曜ほっと集談会一世です。

ノーというのが苦手な神経質性格です。

私はそのことにより随分苦しんできた一人です。

先日仕事でこのようなことがありました。

あるイベントを開催したのですが、事前準備から当日の受付・説明・司会進行とほとんど、すべてを私がやりました。

休憩や食事さえとらずに、働き通しでした。

手伝ってほしいという弱音を吐くことが嫌なのです。

結果、意地を張ってやり遂げましたが、残ったのは疲労感とやって当たり前のような周りの雰囲気でした。

感情が荒れて、爆発寸前でした。

ふとあまりにも過剰に適応しすぎてきたのではないかと感じました。

人手不足で残業や休日の振り替えが平然と行なわれています。

それを敏感に感じ取り必要以上に引き受けて苦んでいたのです。

今後どの業種でもサービス残業や長時間労働は増えるでしょう。

非正規雇用が増し、過労による精神の疾患が増えると確信しています。

森田のなすべきをなすや恐怖突入などの言葉を誤って解釈すると、そこに大きな落とし穴が待っています。

それは過剰適応による心身の疲労です。

精神科医の和田秀樹氏がとても興味深いことを述べられていました。

適応障害とは過剰に適応しすぎている状態である。

ではどうすれば良いか?

過剰に適応することをやめればよい。

当たり前のようであるがとても深い言葉だと感じました。

集談会で感じるのは、職場で必要以上に上司の思惑を気にしたり、求められる以上に仕事を背負い込んだり、家族からの期待を満たすことにエネルギーを使い果たし、他者の求める人生を生きることに、疲れた姿である。

アドラーはこのような人々に「我々は他者の期待を満たすために生きているのではない」と説くのです。

そこから嫌われる勇気という発想が生まれたのかもしれません。

森田療法のキーワードに「思想の矛盾」という言葉があります。

こうありたい理想の自分と、こうでしかない現実の自分とにある種の乖離が生じることから起こる精神のせめぎ合い状態です。

対象が理想の自分であり、健全に働けば向上発展欲につながります。

問題なのは対象が他者との比較や社会通念や世間常識という名の下にすり込まれた偽りの理想の場合です。

かつて職場への過剰適応から現在の過労死ラインの80時間どころか100時間以上の残業を何年にもわたりこなしてきた、私からの警告です。

行動を完全に否定するものではありませんが、私たちの自助グループが、社会生活への過剰適応を助長することは、絶対に有ってはならない、許されないと思う一世です。



2023.10.24 一世

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金木犀と弟の七回忌!

2023年10月23日 13時18分01秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

集談会のブログであるが、プライベートなことを書くことをお許しいただきたい。

私にとって森田療法と弟の存在については切り離すことができない。

先日義理の妹から久しぶりに連絡があった。

弟亡き後、連絡はほとんどない。

何事かとびっくりしたが、亡き弟の七回忌法要の相談であった。

40代でパニック発作の最中、真夜中に私の苦しみについて黙って聞いてくれた弟は私にとって森田博士と同等の恩人である。

その弟の法要について相談することになるとは、一体誰が想像したであろう。

これほど悲しいことはないと思った。

しかしこれも現実である。

相談して連絡すると伝えた。

地元のお寺の住職と日程を調整し返事をした。

人生とは想像できないことが起こる。

神か仏のみが知る世界である。

辛い気持ちのまま近くを散歩すると金木犀の香りに包まれた。

弟が「兄貴頑張れよ」と言ってくれているような気がした。


今日の森田博士の言葉

われわれの日常生活は、すべて仮定である。

仮定ということは、同時に諸行無常ということです。

どっちか一方に、必ず決めようとしても、世の中は、けっして思うとおりにできるものではない。



2023/10/23 一世


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メンタルヘルス岡本記念財団訪問記!

2023年10月23日 13時09分09秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

先日四国から集談会の仲間の友人が大阪に来てくれました。

3人で約4年ぶりに美味しい中華ランチを食べた後、メンタルヘルス岡本記念財団を訪問させていただきました。

突然の訪問にもかかわらず、

いつも事務局長さんが優しい笑顔であたたかく、迎えてくださいます。

ご迷惑かと思いながらも、小一時間ばかりお話を伺いました。

関西に住んでいることの幸せを感じています。

一般の書店では手に入らない森田療法に関する書籍やビデオはもちろんですがそれ以外のあらゆるメンタルヘルスに関するあらゆる書物がそろっています。

またここでしか見ることができない森田博士の直筆の書なども展示されています。

無料カウンセリングや書籍の無料貸し出しもありますので、うれしいですね。

飾られていた、創設者の岡本常男理事長の在りし日の、にこやかなお写真に心癒やされる貴重な時間でした。

ふと私の心は、直接集談会でお話を伺ったり懇親会でにこやかに談笑されていた当時の理事長のお姿を想い出し、20代にタイムスリップしたようです。

会員の皆様、関西にお越しの際はぜひお知らせください。

平日のみの開設なのでご注意を!

詳細はホームページをご覧ください。

場所等、ご質問があれば一世がご案内させていただきます。



2023/10/22 一世

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森田で症状を乗り越える?

2023年10月22日 06時05分40秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

集談会で悩みの渦中にある若い方の自己紹介を聞くとなんだか嬉しくなる私です。

そこに極めて人間らしさを感じるからです。

私はこうして森田療法で症状を乗り越えましたとか、恐怖突入をして克服しましたとか過去形で聞くと、若い頃と違いひねくれ者の私はなんだか、がっかりして疲れてしまいます。

もっとも若い頃からずいぶん、ひねくれてはいましたが(笑)

そんなにがんばって克服しないとだめなのか?

私は体験談も「森田を学んでまだ2~3年ですが生活の中に、このように森田を取り入れて悩みながらやっている状態です」という体験談が一番好きです。

つまり克服したとか乗り越えたなどという結果はどうでもよいのです。

乗り越えなくても日々楽しいと感じられたり、仲間とのふれあいに、ふと心が癒されたりそれで良いのではないですか?

森田療法の着地点を症状を乗り越え、とらわれない生活やバリバリ仕事ができて行動的であると設定したときにどうなるか?

症状がなくなったから仕事や遊びが優先で集談会にもいかないし、時間がもったいないので、発見誌も積んどく状態になります。

集談会で立ち直ったから、新しい会員に何ができるか考える発想もなくひたすら自己実現とやらに励んでいく。

神経質の良さが次第に薄れてかくれていた自己顕示欲や承認欲求が顔を出します。

やがて神経質の仲間との交流も次第に減り、効率や意味を求めてがむしゃらに頑張る生活に後戻りするのです。

そしてまた日常に忙殺されながらふと気がついたときに、企業や組織にうまく利用されていただけではないかと何か虚しい気持ちに襲われることもあるのです。

これらはすべて私の実体験です。

症状の背後には、強い欲求や意味があるとかいうのも嫌いです。

意味があるかどうかはわかりません。

少なくとも抑鬱などは原因がわからないことも多いのですから、単純に意味が有るなどと決めつけないでいただきたい!

ただ自分はそういう傾向を持った人間であると自覚するだけです。

森田学習をやめると再発するとかいうのもなんだか健康食品のCMのようで、止めるにやめられないと、脅迫されているようで嫌です。

これらはすべてシニアおじさんの私の本音です。

※今日の森田の言葉

私たちはおよそ生老病死にまつわる事態には良し悪しを離れて承服せざるを得ない。

その、人生の根本的事実をそれなりに受け止めるのが、あるがままになりきった姿ということができましょう。

人間としてうまれた以上は、つねに不安恐怖や葛藤があってあたりまえです。

いつでもそれらが、ついて回るということ。

それでこそ人間の自然~あるがままなのです。


2023/10/22 6:03 一世

※そのままのあなたですべてよし
※山中和己氏著
※NPO法人生活の発見会発行







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