小出川沿いの花たちのご紹介は今日で最後とさせていただきます。
ヒガンバナ撮影に初めて訪れ、初めて知ったシマツユクサや水田雑草と言われる花に出会い、
2度目になる小出川沿いでイシミカワを初めて見るなど楽しむことができました。
来年もまた行ってみようと思っています♪
雄花
雄しべは奇妙な姿かたちです
アレチウリ(荒地瓜) ウリ科
北アメリカ原産で戦後日本に帰化をしたそうです
ヒガンバナの時期には生えていませんでしたが、今回小出川沿いのいたるところで生え始めていました
図鑑には河原の泥地や土手などに大群生するツル草と書いてありますので、
きっと今頃は川沿いの土手いっぱいに広がっているのかもしれません
雌雄同株で、葉の脇から花序をだし、雄花と雌花をつけるそうです
画像の5、6枚目は雌花かと思っていたのですが、
私が撮ったのはどうも全部雄花だったようです(^^;
マメアサガオ(豆朝顔) ヒルガオ科
花径1.5センチほどの小さなアサガオ、まだ咲いていました♪
中に数株、葉に斑が入ったようなのがありました
葉の表面が萎縮している様子も見られるので、斑入り葉というよりは
薬剤などによる変異かもしれませんね
ミゾソバ(溝蕎麦)
ここにもテルテル坊主が…(^^♪
公園に整然と植えてあるコスモスもいいですが、
畑の傍に生えている(実際には植えられたのでしょう)コスモスは風情があって好きです
ヒガンバナ祭りの時はここに休憩所が作ってありました
小さな柿が、枝がしなるほど生っていました
セイタカアワダチソウの茎で一休みの分蜂の蜂たち
初めて見る光景にびっくりでした
( 撮影日:2018年10月8日 )
**稲田の畦際に生えていました**
**耕作放棄地(?)の一角で広がっていました**
ヒレタゴボウ(鰭田午房) アカバナ科
北アメリカ~熱帯アメリカ原産の帰化植物
初めて小出川を訪れた時には刈取り前の稲田の真ん中あたりに生えていたので、
近づいて撮ることができませんでした
今回は、以前は水田だったのではないかと思われる湿地に見たことのある黄色の花がたくさん。。
近づいて撮ろうとしましたが、かなり水分を含んでいて靴が入ってしまい断念(^^;
でも、小出川沿いの刈取り前の稲田の畦ぎわに生えているのを見つけ、
やっと撮ることができました♪
鮮やかな黄色の花弁は4枚、とても端正な花姿です
中心を拡大をしてみていただこうかと思いましたが、
どなたの仕業か、花粉が取っ散らかった状態で雌しべ・雄しべの様子がいまいちわからず、
また、花粉の形がご飯粒?白い芋虫??に見えてしまったので、やめにしました
イボクサ(疣草) ツユクサ科
ヒレタゴボウの隣でびっしり生えていました
やはり近づくことができなかったので、「生えていました!」だけの証明写真です
**昨年10月に瀬上市民の森で撮ったイボクサです**
アイノコセンダングサ キク科
茅ケ崎里山公園でもこの花を撮り『コセンダングサ』とご紹介しましたが、
湘南・鎌倉・三浦半島の花暦をまとめておられるmirusiruさんのサイトで、
『コセンダングサとコシロノセンダングサの雑種とされていて、
コセンダングサの変種という位置づけにある』との説明をしておられ、
ちゃんと調べずに花の名前を書いてしまったことを反省(^^;
知ることができて良かったです♪
でも、コシロノセンダングサになりたかったコセンダングサというのも
いいかも~なんて、、、
モロヘイヤ アオイ科
別名:シマツナソ(縞綱麻)
スーパーで売られている野菜のモロヘイヤですが、
生えているのを見るのはたぶん2回目
小出川沿いの畑に植えられていました
花は開いていませんでしたが、色は淡い黄色でしょうね
葉柄の付け根の棘?ひげ??のようなものは何でしょう?
クワクサ(桑草) クワ科
葉が桑に似ているから桑草、道端や畑などに多い一年草だそうですが、
瀬上市民の森や舞岡公園でもよく見かけます
それだけ普通に生えているということなのでしょうね
雌雄同株で、葉の脇に雌花と雄花を一緒につけます
画像の3枚目、ツンツンと毛のようなのが雌花、
4枚目でちょこっと白いのが覗いているのが雄花がこれから開くところで、
開いている状態を撮れなくて残念でした
( 撮影日:2018年10月8日 )
今日は久しぶりに横浜市戸塚区にある舞岡公園とその近辺をデジ散歩♪
目的は白花のイヌタデとマルバツユクサなどと舞岡公園のホシアサガオ、、、
残念ながらマルバツユクサは花が開いていませんでしたが、特徴ある葉を確認することができました。
普通のイヌタデと一緒に生えていた白花のイヌタデ
朝9時半頃だったので、開いた花は少なくてちょっと残念でした
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今日から小出川沿いで撮った花を数日に分けてご紹介します
お付き合いいただければうれしいです(^^♪
ハナイバナ(葉内花) ムラサキ科
畑で普通にみられる雑草で、枝の上部の葉のわきに淡青紫色の花をつけると図鑑には書いてあります
今まで私が見てきたハナイバナは下の画像で、花弁の色は淡青紫色です
今回、茅ケ崎里山公園近くの個人の畑の入り口でほぼ花弁が白いのを見つけました
いろいろな野草で白花があるので、不思議なことではないと思いますが
初めてハナイバナの白花を見ることができてかなりの感動でした
花弁は2~3ミリで5裂していますが、その付け根の淡いピンク色がとっても可愛いです
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アメリカイヌホオズキ ナス科
稲と畔の隙間に生えていました
撮っているときはイヌホオズキ(犬酸漿)とばかり思っており、
なお且つ花弁が紫がかったイヌホオズキを見つけた♪と喜んでいました
が…よくよく見るとどうもアメリカイヌホオズキではないかと(^^;
見分けるには黒く熟した果実のつやのあるなしが一番なのですが、
果実はまだ若かったので判別には使えませんでした
でも、イヌホオズキの花色が白なのに対し、アメリカイヌホオズキは淡紫色から白色ですから
言わずもがな…ですよね
ちょっと残念な気はしますが、撮っているときは楽しかったので良しとしましょう
イシミカワ(石実皮) タデ科
一度見たいと思っていた花、思いがけない場所で見ることができました
ヒガンバナを撮りに行ったときには気付かず通り過ぎていたのだと思いますが、
再訪のご褒美に見つかるように藍色の果実を付けてくれたのでしょうか(*^^)v
河原や道端などに生えるつる性の1年草
茎には鋭い下向きの棘があり、撮影中何度も痛い思いをしました
枝先に丸い皿状の苞葉に乗るように花穂が付き、淡い緑白色の花を開きます
花弁に見えるのはガク片で、果時には藍色の肉質となって果実を包むそうです
( 撮影日:2018年10月8日 )
小出川沿いに咲いていた花たちのご紹介は今日で最後です。
ヒガンバナの群落は巾着田とまた違った魅力があり、また来年も…と思っています。
また、水田や畑の畔などに咲いている小さな花、
農家さんにとっては厄介なものであってもそれぞれの花は魅力満載。。
やはり、来年も…いや、来年はもっとちゃんと撮りたいとリベンジ宣言です(^^;
ニラ
川を隔てた荒地に、赤いヒガンバナをバックにニラの白い花が見えました♪
ハギ(萩)
ビニールハウスの入り口脇に紅白のハギの花
カラスウリ(烏瓜)
もう少しするとオレンジに色づきます
雌雄異株だそうですので、これは当然雌株…ですね
ミソハギ(禊萩)
畑の脇に、草丈1.5メートルほどの大株
鎌倉・光則寺で見るのとは草丈も花も大きめですが、たぶんミソハギだと思います
コスモス
イチビ アオイ科
川の土手の水田側に1株だけ生えていました
花は蕾はあったものの咲いていなかったので、最初、名前を調べることができませんでした
ただ、風変わりな実に見覚えが、、、記憶の引き出しをこじ開け、
2年前のアジサイの頃、千葉県松戸市の本土寺(ほんどじ)で撮ってたことを思い出しました
その時の画像にちょうど花が付いていたのでアオイ科で検索をしたところ
イチビだということがわかりました
イチビについて検索をしたところ
『インド原産。アオイ科の一年草で、高さ0.5~2m。
繊維作物として古く導入された系統と、
近年、輸入穀物に混入して侵入してきた系統が区別されている。』
との記述がありました
実が黒いことから、小出川沿いのイチビは、後者の近年輸入穀物に混入してきた系統のようです
2016.6.25 本土寺(千葉県松戸市)にて撮影
( 撮影日:2018年9月24日 )
今日も小出川沿いで撮った小さな花たちをご紹介します。
ウシハコベ(牛繁縷) ナデシコ科
ハコベの仲間は見分けるのが難しいのですが、
花弁が10枚にみえますが、実は5枚で2深裂していることと、
雌しべの先が5つに分かれていることで見分けることができます
全体的に大ぶりですが、花は直径8ミリ程度と十分小さいです
ウリクサ(瓜草) ゴマニハグサ科
地面にへばりつくようにして生える1年草
小出川沿いから少し離れた農地の溝にしだれるようにして花を付けていました
望遠レンズで撮ったため、
ピントが甘くて見にくいかも知れませんが、ご容赦ください
淡紫色の花は長さ7ミリほどです
オモダカ(面高) オモダカ科
稲の根元に生えていました
水田雑草のサイトには「養分の収奪力が大きいので強害草である」と書かれていました
今まで水鉢などで育てられているオモダカしか見たことがなくきれいな花だと思っていましたが、
農家の方たちにとっては迷惑な花なのだと知りました
花茎の先に咲いている中心が黄色いのが雄花、
その下部には雌花(中心に淡緑色の実のように見える)だそうです
撮影中は雌花を果実だとばかり思っていましたが、雌花だとは、、、(^^;
もっとちゃんと撮ればよかったと後悔です
ヒレタゴボウ(翼田牛蒡) アカバナ科
稲穂の脇に生えていたのですが、畔からは遠く、望遠(135mm)で撮っても1枚目の大きさが限界でした
最初はチョウジタデかと思っていたのですが、調べたところヒレタゴボウだろうとしました
黄色の花径は2センチ程度あるそうです
初めて見る花でしたので、もっと近くで撮りたかったなぁ。。
ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩) ミソハギ科
北アメリカ原産の帰化植物だそうです
偶然9月初めに、近くの市民の森の市民水田脇に数株生えているのを初めて見つけていました
花径は4ミリ程度で紅紫色の4弁花です
2枚目はトリミングをして花の部分を拡大しているので不鮮明ですが、
花の様子を分かっていただければと思い掲載しました
( 撮影日:2018年9月24日 )
今日は先週行った小出川沿いにもう一度…と思っていたのですが、
台風の影響で朝から雨が降っていたので中止。
10時過ぎに雨が止み薄日が差してきたので、近くの市民の森へ花散歩に出かけてきました。
ちょうどミゾソバやツリフネソウが咲き始めていたので、
3時間ほど楽しんできました♪
手前はミゾソバ、後ろはツリフネソウの群落です
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市民の森で撮った画像は9/2、9の分のアップがまだですので、後日纏めて…と思っています。
小出川沿いで出会った花たちをもう少しご紹介させてください。
マメアサガオ(豆朝顔) ヒルガオ科
北アメリカ原産の帰化植物です
畑の斜面のパサパサに乾燥しているような所で蔓を縦横に伸ばして花を咲かせていました
ツユクサよりちょっと小さめの白い花、とても可愛らしくて厄介者とは思えません
花弁は白色ですが、撮った中にほんのりピンクを帯びたのもありました
ザクロソウ(石榴草) ザクロソウ科
畑の畝の脇にコニシキソウやスベリヒユ、カタバミ(5枚目に写っています)などと一緒に生えていました
カタバミの黄色い花の花径が8ミリ程度ですから、
ザクロソウの花がいかに小さいか…
どこにでも生える1年草ですから、ぜひ探してみてください
( 撮影日:2018年9月24日 )
先週、ヒガンバナを撮りに初めて行った小仏川沿いの道、
両側には水田と農地が広がる田園地帯。
撮影の目的はヒガンバナでしたが、
水田雑草と呼ばれる草花や、自宅近辺では見られない花などを見ることができました。
暑さのため途中で引き返してしまった先や途中にある茅ケ崎里山公園など、
是非もう一度二度三度(^^;
行ってみたいと思っています。
ツユクサ(露草)
身近に普通に見ることができる花ですが、
これほどの群落はなかなかありません
ヒガンバナよりも先にカメラに収まりました
花弁が虹色のツユクサ
薄い色のは時折見ることはありますが、こんなにきれいなのは初めてです
シマツユクサ(島露草)
ツユクサを撮り歩を進めると、とても小さなツユクサに似た花の群落がありました
最初は農薬散布などでツユクサが萎縮や変異を起こしたのかなぁと思いながら撮っていました
でも、結構な群落を作り、花弁の幅は5ミリほど(正確に計ったわけではありませんが)、
普通のツユクサに比べ極小、それに花の形た造作がどうもツユクサとは違う…
また、農家の方に話しを聞くと、水を抜き稲刈り前の水田にどんどん侵入をしてきて
迷惑な厄介者とのこと。
では、きっとツユクサの一種なのかもしれないと思って自宅で図鑑やネット検索をしましたが、
結局該当するものにたどり着きませんでした
そこで以前何度かお世話になった花調べのサイトにSOSの投稿をしたところ、
シマツユクサとほぼ推定できると教えていただきました
分布は沖縄から九州南部だったものがどのような経緯で北上して、定着できたのか…
とても興味がわきました
明日、もう一度行ってみようと思っていたのですが、予報は雨。。
でも、花は逃げないので近いうちに♪♪
葉も花弁も淡い色のツユクサ
でも花の大きさは5ミリ程度だったような、、、
一株だけでしたので、発育不良??
やはりこれも再確認をしに行かねばと。。
トリミングをして花を拡大したら、こんなに可愛い花、
ちょっとトッポジージョ似にほっこりしました
( 撮影日:2018年9月24日 )
先日初めて行った小出川沿いのヒガンバナをホームページのギャラリーにアップをしました。
お時間がございましたら覗いていただけるとうれしいです。
彼岸花・小出川沿い http://hamujiro.2.pro.tok2.com/g2018_02_index.htm