今日はマメ科の花をご紹介します
ツルマメ(蔓豆) マメ科ダイズ属
日当たりの良い野原や道ばたに生えるつる性の1年草です
丁度2週間前に訪れた時には花を見つけられなかったのですが、
今回はあちらこちら、イネやススキ、垣根に巻き付いて花を咲かせていました
花の大きさは、一緒に写っているイネと比べていただければお分かりかと…
図鑑によると、畑で栽培される大豆は本種の改良品と考えられているそうです
ヌスビトハギ(盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属
公園内あちらこちらで見かけます
淡黄色の蝶形花は3~4ミリ、節果は2節あります
同じ仲間で帰化植物のアレチヌスビトハギは、
花の大きさ7~8ミリ、節果が5~6節あることから違いがわかります
フジカンゾウ(藤甘草) マメ科ヌスビトハギ属
山野の林内に生える多年草で、公園内でも散策路脇などで見ることができます
1か月前程から咲いていたものの、これほど密に咲いているのは初めて♪
存在感抜群!
でも、高さ50~150センチになる茎に花がびっしり付いていると風が無くてもゆらゆら~
左手で茎を持って右手だけでカメラとシャッター…結構大変でした
花は長さ8ミリほどで、節果は2節あり、節は半月形で長さ1~1.2センチ
ヌスビトハギに比べるとかなり大きく感じます
ヤハズソウ(矢筈草) マメ科ヤハズソウ属
子供の頃、この葉っぱの先を持って引っ張り、
葉先が葉脈に沿って矢はず形にちぎる遊びを良くしました
名の由来は、まさに葉先がやはず形に千切れることからついたそうです
この葉を見つけると今でもつい、葉を千切ってしまいます
花は淡紅色で長さは5ミリ程度、地面を這って生えているので、
そこに花が咲いていることにうっかり気付かないこともあります
ヤブツルアズキ(藪蔓小豆) マメ科アズキ属
小谷戸の里に最近植えられたものか、瀬上市民森ではおなじみの黄色の花が咲いていました
ちゃんと支えの棒に巻きつかせて育てている様子…
この花を見るたび、どこがどうなっているのか不思議で仕方がありません
花の長さは1.5~1.8センチだそうで一目で咲いていることがわかります
ハギ(萩) マメ科ハギ属
とても色の濃い花でしたので、1枚撮影!
種類はわかりませんが、秋を感じていただければ何よりです
( 撮影日:2024年9月8日 )
今日は3か月毎の検診のCT検査結果を聞きに病院へ・・・
受け付けはマイナ保険証でと言われ登録、
地元の薬局でも同じように言われ登録をしました。
情報共有されることで災害時には有効なのかもしれませんが、
なんだかちょっと不安・・・
チョウジタデ(丁子蓼) アカバナ科
姿がタデに、花がチョウジに似ていることからついた名だそうです
葉のわきに直径6~8ミリの黄色の花を付け、蒴果は細長く2枚目、3枚目に写っています
図鑑には花弁は4枚と書いてありましたが、
撮影をした花は全て5枚でした
(雌花)
(雄花)
スズメウリ(雀瓜) ウリ科
雌雄同株で、雄花、雌花とも同じ株の葉のわきにつきます
名の由来は、カラスウリに対して小さいことからだそうで、確かに花も果実も小さいです
図鑑によれば、一年草のつる草ですが、
ときにつるの先が地下に潜って越冬をするそうです
シロバナサクラタデ(白花桜蓼) タデ科
水田脇に咲いていたのは少しピンクを帯びていたのでサクラタデかと思ったのですが、
花の直径が4ミリ程度と小さかったことと、
以前、箱根湿生花園で見たサクラタデとは花の大きさや印象が違うような気がして
シロバナサクラタデとしました
箱根湿生花園(2) サクラタデ - Sometime Somewhere (goo.ne.jp)
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓) キョウチクトウ科
思いがけない所に繁茂していてびっくり!
こんなにたくさんのコバノカモメヅルを見たのも初めてで感動でした
多年生のつる植物ですから、単に私が見逃していたのかもしれませんが…
花は葉のわきからでる花柄の先にまばらにつき、暗紫色で直径6~8ミリ
今回は2カ所で見ることができラッキーでした
( 撮影日:2024年9月8日 )
今日は予定していた用事が無くなったものの、
時間的に、この暑さに、撮影に出る気になれずパソコンの前に座っています
今夏は前夜から「明日は行こう!」と気合を入れて置かないと、
結局ぐずぐずになってしまってます。
10年前はこんなじゃなかったのになぁー
本来柱頭は長くて先がくねっているのですが、
誰かに食べられてしまったようです
ガガイモ キョウチクトウ科
今まで見ていた場所とは違う場所での出会い。
それも木道脇のロープに絡まり、たくさんの花をつけていました
この場所でしたら、果実も種子も見られるかもしれません
今まで見たことが無いので、とても楽しみです
キツリフネ(黄釣舟) ツリフネソウ科
舞岡公園のキツリフネの葉は、少し青みがかった緑のグラデーションで
雰囲気があります
撮ったのが朝9時ごろでしたので、蕾に朝露が・・・♪
コシロネ(小白根) シソ科
以前は近くの瀬上市民の森の水田脇に生えていましたが、
最近は見られなくなってしまったような…
ここ舞岡公園では小谷戸の里でアカバナやコケオトギリなどと一緒に栽培されています
花は3ミリほどしかなく、じーっと見ないと花が咲いていることに気付けません
コナギ(小水葱) ミズアオイ科
水田雑草の代表的存在
水田の中でどんどん広がっていくので、
友人の市民参加の水田では一部を除き引き抜いているそうです
たぶん、舞岡公園で花を撮ったのは初めて…
もう少し近くで花の様子を撮りたかったのですが、
水田の中には入れないのでこれが精いっぱいでした
ハシカグサ(麻疹草) アカネ科
花は直径2ミリ、コシロネと同じくらいの小ささです
名の由来は、葉が乾くと赤褐色に変わる様子が、ハシカの発疹が乾くにつれて
赤から褐色に変わる症状に似ているためではないかとの説があるそうです
( 撮影日:2024年9月8日 )
9月に入っても猛暑の毎日ですが、
それでも夜になるといくらか涼しい風が感じられ、あともう少しの辛抱、、、でしょうか。
暑くなってから撮影は鎌倉方面には足が向かず、約2週間に一度の割合で舞岡公園へ。。
有難いことに行けば何かの花は咲いているので、楽しんでいます。
かなり滞ってしまっていますが、追々、アップできればと思っています。
今日から数日、9月8日に撮った花をご紹介します。
水田の中、畦、散策路脇などで咲いている小さな小さな花たちですが、
見ていただければうれしいです。
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アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎) キク科
イヌコウジュ(犬香薷) シソ科
ウリクサ(瓜草) アゼナ科
唇形の長さは7ミリ程度の小さな花、地面を這っているので花の奥を覗くのは無理でした
アゼナ科だけに、タケトアゼナに似ているような・・・
名は、果実の形がマクワウリに似ていることによるそうです
エビヅル(蝦蔓)の雌花序 ブドウ科
黄緑色の花は開花と同時に落ちてしまいますが、
↑の上の方に写っている帽子のようなものが花です
4年前のエビヅルの記事です
エビヅル - Sometime Somewhere (goo.ne.jp)
オモダカ(面高) オモダカ科
水田の中にたくさん生え、白い花がとても目立っていました
上部に雄花、下部に雌花、花の直径は2センチほどです
(画像に写っている丸い葉はオモダカではなく、コナギの葉です)
( 撮影日:2024年9月8日 )